保健に関するG8行動計画
1.世界エイズ・結核・マラリア対策基金
- 世界的なエイズ患者の増加に懸念。「基金」への支援を再確認。
- 仏が「基金」と協力して7月に開催するドナー・支援者会議を歓迎・支援。長期的かつ持続可能な資金調達を可能とする資金動員戦略の策定、「基金」の結果重視型運営の達成を目指す。
- 未だ「基金」に十分な支援を行っていない国・人々に対し、支援の増加を呼びかけ。
2.保健システムの強化
- 途上国の最貧困層の保健医療、医薬品の入手可能性、治療体制を向上させるためには、保健医療システムを全体の枠組みとして強化することが重要。このため、二国間・多国間の開発援助とともに民間の努力が必須。
3.医薬品の入手可能性の向上
- G8の中には、廉価でコピー薬を輸出する国をWTO紛争処理に訴えない(モラトリアム)とする国あり。
- 医薬品製造能力のない国に廉価なコピー薬を輸出するための措置をWTO閣僚会議(9月)までに達成。
4.主に途上国に発生する疾病(「顧みられない疾病」)との闘い
- 予防(ワクチンを含む)、コントロール、治療、ケアのための世界規模での研究開発を支援するための方法を模索。
5.ポリオ撲滅
- ポリオ撲滅は進捗。但し、なお数カ国で発生。
- 2005年の全世界からのポリオ撲滅に向け、G8諸国は追加的拠出を誓約(各国の誓約額の合計を盛り込む予定。我が国は8000万ドル)。
6.SARS
- SARS制圧のために相互及び非G8諸国と協働。
- SARS蔓延は世界規模の協力の重要性を実証。この協力には世界規模の疾病監視、研究、診断、予防、治療等の分野が含まれる。
- 国際協力の強化はSARS制圧、治療、根絶に重要。
- 我々は研究と適切な国際協力の形態を開発するためにWHOと緊密に協働。
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