特にアフリカにおける飢餓に対する行動
G8は、世界の飢餓、特にアフリカにおける飢餓の深刻さを認識。アフリカでは約4,000万人が深刻な飢餓に直面している。しかしながら、飢餓は、適確な政策手段により予防可能。
1.緊急食糧援助
世界食糧計画(WFP)によれば、アフリカにおいては120万トンの食糧不足が生じるとの推計。
- G8は、迅速な措置により緊急の食糧不足に取り組む決意。
- G8は、世界各国、国連機関、NGO、市民団体などとともに最善の手段により援助要請に対応。
- カナナスキス・サミット以降、G8が実施した緊急食糧援助の合計額(全世界34億ドル、サブサハラ・アフリカ17億ドル)を盛り込む。
2.状況把握の改善及び警戒・予防制度の改善
- G8は、正確な食糧不足の把握及び脆弱性分析に関する国家的・地域的・国際的な能力強化を支援。
- 国家及び地域単位での早期警戒・穀物収穫についての予測システムの改善を支援。
3.援助効果の増進
- 食糧援助に関し、G8はより柔軟かつ効率的に対応。
- 支援には非食糧(種子、道具、ワクチン、薬品、学校用品、テント等)も含めるべし。
- 特に脆弱な人々への現金支給、新規ドナーの発掘や新たな援助手法の導入に向けた努力を行う。
4.食糧安全保障のための長期的取り組み
飢餓の根本原因への対策として長期的な農業分野の開発支援は重要。
- 農業支援の長期的な低落傾向を反転させるよう努力。
- 家族や地域社会の維持は食糧安全保障の鍵であり、HIV/AIDS対策は重要。
- G8全体でカナナスキス・サミット以降に行った食糧安全保障のための支援の合計額(全世界32億ドル、サブサハラ・アフリカ14億ドル)を盛り込む。
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