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国際平和協力

国連イラク・クウェート監視団
United Nations Iraq-Kuwait Observation Mission (UNIKOM)

平成15年10月現在

設立年月 設立決議
 1991年4月  安保理決議689(1991)
展開場所 本部所在地
 イラク・クウェート間
 国境沿いの非武装地帯
 ウンム・カスル(Umm Qasr)
 (イラク側非武装地帯内)
司令官
 Brigadier-General Upinder Klair(インド)
活動期限
 活動期限に関しては3.参照
任務
(1) 非武装地帯(DMZ)での駐留及び監視を通じた国境侵犯行為の抑止、敵対行為または潜在的敵対行為の監視(安保理決議689)
(2) 小規模な非武装地帯侵犯、非戦闘員や警察官等による国境侵犯の違反等の予防ないし是正(安保理決議806)
経緯・背景
1.UNIKOM設立
(1) 90年8月クウェートを侵攻したイラクに対して、安保理は期限付きでクウェートからの無条件撤退を要求した(決議660)。イラクがこれを受け入れなかったため、91年1月多国籍軍はイラクに対して攻撃を加え、イラク軍はクウェートから撤退した。
(2) 91年4月安保理は、イラクとクウェート及びその協力国との間の正式停戦の条件を定め、湾岸危機の包括的解決を図るための決議687を採択した。これに続いて安保理は決議689(1991)で国連憲章第7章に言及しつつ(acting under Chapter VII of the United Nations Charter)、UNIKOMの設立を決定した。同決議において、UNIKOMはイラク・クウェート国境沿いの非武装地帯(DMZ)での駐留及び監視や、敵対行為または潜在的敵対行為の監視等を行うものとされた。マンデートは安保理がミッションの終了を決定するまで継続し、6ヶ月ごとにレビューが行われることとなった。

2.マンデート拡大
 93年1月、国境の確定によりクウェート領に移行した旧イラク海軍基地よりイラク人が武器等を持ち出す事件があった。この事件を踏まえ、安保理が同年2月、UNIKOMのマンデートを拡大する決議806を採択したことにより、UNIKOMはDMZの監視に加え、小規模な非武装地帯侵犯、非戦闘員や警察官等による国境侵犯の違反等の予防ないし是正のための物理的行動(physical action)をとる権限を付与された。

3.近況
 03年3月31日付事務総長報告によれば,UNIKOMを取り巻く状況の悪化に伴い、要員安全上の理由により活動継続が困難であると判断され、3月17日に活動の中断を余儀なくされた。残っている小規模プレゼンスについては、今回を最後に10月6日まで3カ月間延長するように勧告され(事務総長報告S/2003/658)、7月3日の安保理決議で採択された(決議1490)。
派遣規模(2003年8月31日現在)
 軍事監視要員 5名
要員派遣国(同上)
 アルゼンチン、ハンガリー、イタリア、パキスタン、ロシア
犠牲者数(2003年8月31日現在)
 18名(事故12名、敵対行為1名、病気3名、その他2名)


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