参考資料
1.会計検査院の決算検査報告に記述された事項のフォローアップ状況


1993年度(平成5年度)

プロジェクト 決算検査報告における記述(要旨) フォローアップ
1) 国名:タイ  タイ側負担による小型ポンプや揚水ポンプ等の灌漑施設が完成しておらず、本プロジェクトにより確保された水資源が計画通り灌漑用水として利用されておらず、援助効果が十分発現していない。  検査院指摘後、タイ側が改善措置を執ったことから、利用状況は改善されつつあり、灌漑面積は拡大している。特に、灌漑予定地域の一部では計画面積の2倍以上の区域が灌漑されており状況は著しく改善されている。
2) プロジェクト名:
バンナラ川灌漑排水事業
3) 援助形態:無償資金協力
4) 年度:87~90年度
5) 金額:39.61億円
1) 国名:タイ  タイ側による橋梁等、周辺関連施設の整備遅延等により漁港施設の利用実績が計画を大幅に下回っており、十分利用されてない。  99年3月の同港の利用実績調査によれば、年間入港漁船数及び年間水揚量は着実に増加しており、特に氷生産量及び魚問屋入居数については、既に計画を大幅に上回っている状況にある。
2) プロジェクト名:
ナコンシータマラット漁港建設計画
3) 援助形態:無償資金協力
4) 年度:87、88年度
5) 金額:25.12億円
1) 国名:中国  本プロジェクトの目的である鉄道管理学院の教官に対する技術移転は予定通りに完了したが、プロジェクト終了後に、移転された技術を用いて中国側が独自に実施する予定であった鉄道幹部職員に対する訓練が計画通り行われていない。  急速な経済発展と共に中国国内の人・モノの移動も急激にその規模が拡大し、鉄道分野における各種管理作業のコンピュータ化もこれに伴い格段の進歩を遂げた。この結果、本件プロジェクトにより移転された各種技術は既に実施段階に入り、人材育成・教育については、基礎理論を座学で教える研修コース方式から、より実践的なOJT方式や、より高度の内容を議論しあう研究会方式に移行し、新しい人材ニーズに対応している。
2) プロジェクト名:
鉄道管理学院コンピューター・システム向上
3) 援助形態:
プロジェクト方式技術協力
4) 協力期間:87~91年度
1) 国名:インド  事業完成の遅延によって、効果が発現していない。  中間監理ミッションを現地に派遣し、進捗監理について実施機関にアドバイスするなど、OECFの継続的な事業促進の働きかけもあり、95年に開通済みである。
2) プロジェクト名:
カルカタ地下鉄(第2期)建設計画
3) 援助形態:有償資金協力
4) 年度:82年度
5) 金額:48.00億円
1) 国名:インド  水利権問題の調整、インド側内貨予算不足による工事着工の遅れ等により、8基の発電機のうち2基が据え付けられていない。  94年5月の水利権問題解決を受け、残り2基の発電機設置を行うべく、97年度98年度と2度にわたり追加借款の要請があった。これを受けて、JBICは援助効果促進調査を実施したほか、事前調査ミッション及び審査ミッションを派遣した。しかしながら、インド政府の核実験実施により、追加借款の供与はなされていない。
2) プロジェクト名:
西ヤムナ運河水力発電計画
3) 援助形態:有償資金協力
4) 年度:80年度
5) 金額:40.00億円


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