第2章 最近の我が国ODA評価に関する改善の動き
7.その他の改善の取組み
- 在外公館による評価の改善:従来、外務省が大使館等を通じて実施していた在外公館による評価については、外務省は今後特に政策レベルの評価に重点を置くべきとの提言を踏まえ、その新たな位置づけを検討しています。
- 人材育成:評価人材の育成についても数々の提言がなされました。 それらの提言を受けて外務省では、「評価人材の育成と有効活用に関する調査」を2000年度中に実施する予定です。これは、評価人材の育成に関する我が国及び主要先進国における現状を把握し、我が国の今後の評価人材の育成や有効活用についての提言を得て、人材育成のための改善策を検討していくというものです。
- DAC(開発援助委員会)評価セミナーの東京開催:DACの援助評価作業部会が主催する専門家会合は今まで欧米諸国で開催されていましたが、2000年度は初めて東京で開催されました(2000年9月26日~28日)。 また、他の援助国や国際機関の評価専門家が一同に東京に介するこの機会を捉え、同時に一般向けで誰でも参加できるODA評価に関するセミナーを開催し(9月29日)、多数の参加者を得ました。
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