I-26 日米保健協力
10年以上にわたり、開発援助における2大ドナーである日本と米国国際開発庁(USAID)は、途上国の保健医療状況の改善のために緊密に連携してきた。これまでは日米コモン・アジェンダ(93-2001)、そして今後は日米保健パートナーシップを通じて、保健医療分野における日米連携の継続・強化の重要性を確認する。
両国の共通の目標は、連携の相乗効果により両国が最大の好影響を与え得るという認識の下に、途上国の人口、保健及び人々の栄養状態(PHN)を改善することである。両国は、受入国における適切なPHN政策、サービス及び実践の促進及び支援を通じてこの目標を達成する。両国は、地球レベル、地域レベル、国レベルでのプログラム及びプロジェクトの計画・実施・評価における協議と協調のレベルを上げることにより、PHN分野における両国の取組の効果を最大化するよう努める。
ここに示した地図は世界各地において日米間の連携により現在進みつつあるPHN活動の例である。また、下記の活動は地球規模で展開され、現場で大きな効果をあげているが、当初は日米各々の首都における努力から始まったものである。