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I-3 モンテレイ合意の主な内容

(注:( )内はパラグラフ番号)

1.序文

○目標は、貧困撲滅、持続的経済成長、持続可能な開発(1)
○途上国と先進国の間の新たなパートナーシップが必要(4)
○各国が開発の第一義的責任を負う。国際環境の整備による支援が必要(6,7)
○すべての関係者のパートナーシップに基づく包括的なアプローチの下、正義、公平、民主主義、参加、透明性、説明責任、包含の原則に基づく国内及び世界の経済システムを促進(8,9)

2.行動

(1)国内資金
○国内貯蓄を動員するために国内環境を整備することが課題。健全な経済政策、良い統治、汚職撲滅、基礎的経済社会インフラや社会サービスへの投資、国内金融セクターの整備、マイクロ・ファイナンス、能力開発(10,11,13,18,19)
○途上国間の経験の共有のために南南協力を促進(19)

(2)民間資金
○投資に関する国際協力が必要。インフラ整備、デジタル・ディバイドへの対処(22)

(3)貿易
○第4回WTO閣僚会議の成果を実施(29)
○貿易関連技術協力が重要(38)

(4)ODA
○ODAの補完的役割。ODAの対GNI比 0.7%目標、手続きの調和、アンタイド化、途上国自身の開発枠組みの活用を通じた効率化(39,42)
○オーナーシップとパートナーシップの重要性(43)
○南南協力の強化(43)

(5)債務
○持続不可能な債務に関する債務者と債権者の責任分担(47)
○拡大HIPCイニシアティブの迅速で、実効的で、完全な実施(49)
○債務管理に関する技術協力の強化(47)

(6)システムの問題
○国際通貨、金融、貿易システムの一貫性、ガバナンスの拡大が必要
 世界経済ガバナンスの向上と開発における国連の役割の強化が重要(52)

3.フォローアップ

○開発、金融、貿易機関の間の協力を進めることが必要(68)
○本件文書の実施を評価するためにフォロー・アップ会議を開催。その形態を2005年までに決定(73)



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