ODA評価 年次報告2019
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2国別評価A国B国C国スキーム別評価教育 保健 環境 など日本の開発協力無償資金協力有償資金協力技術協力課題別評価評価対象務省の実施するODA評価は、評価の対象によって、アンゴラ、インドネシア、コスタリカ・ニカラグアなど特定国に対するODA政策を評価する「国別評価」、教育、保健、環境など特定の課題に関するODA政策を評価する「課題別評価」、技術協力、無償資金協力など日本の援助形態(スキーム)を評価する「スキーム別評価」などに分類されます。 また、2017年度からは、外務省が実施する無償資金協力の個別事業を対象とした評価も実施しています。外 外務省のODA評価は、支援を受ける国の開発にどの程度役立っているか(開発の視点からの評価)に加え、評価対象となるODA政策が日本の国益にとってどのような影響があるか(外交の視点からの評価)という2つの視点から評価を行っています。 評価する項目については、国際的に認知されている経済協力開発機構開発援助委員会(OECD/DAC)の設ける5つの評価項目(妥当性、有効性、インパクト、効率性、持続性(自立発展性))を基礎として、日本のODA政策全体を評価するのに相応しい右記の評価項目を発展させてきました。また、それぞれの評価項目ごとに具体的な検証項目を設定しています。日本の開発政策、支援を受ける国のニーズ、国際的な優先課題と合致していたか。他国と比較して、日本が比較優位を持つ内容であったか、など。政策の妥当性結果の有効性プロセスの適切性当初の目標・目的がどの程度計画どおりに達成され、具体的にどのような効果があったか、など。ODA政策を企画・立案・実施するプロセスや実施体制は適切であったか。他の支援主体との効果的な連携は行われていたか、など。評価の視点/評価項目❶ 開発の視点からの評価外交的な重要性国際的な優先課題の解決、二国間関係の強化、日本の安全・繁栄などにとってどのような点で重要であったか。外交的な波及効果国際社会における日本のプレゼンス向上、二国間関係の強化、日本の安全・繁栄などにどのように貢献したか。❷ 外交の視点からの評価務省ODA評価(第三者評価)における開発の視点及び外交の視点からの評価項目は以下のとおりです。外

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