ODA評価 年次報告2019
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15日墨パートナーシップ・プログラム(JMPP)環境分野の第三国研修(2012〜2018年)における日本のODA評価 <概要> (注)下記は、評価実施者の評価報告書を基に現地にある日本の在外公館にて要約し、日本語訳したものです。概要及び報告書等の全文はこちらからご覧いただけます。https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/les/000496679.pdf   https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/les/000496684.pdfホンジュラスにおけるメキシコ水技術研究所(IMTA)による助言活動調査対象国メキシコ合衆国評価者メキシコ外務省国際開発協力庁(AMEXCID)コンサルタント 山下 恵理子評価実施期間2018年11月13日~2019年2月28日 評価内容(1)背景 JMPPは2018年で15周年を迎え、メキシコ外務省国際開発協力庁(AMEXCID)と日本国外務省は、これを記念し、受益国並びにメキシコにおけるJMPPによる成果を分析するため、被援助国による日本のODA評価に合意した。(2)評価目的 JMPPに対する日本の政策全般を検証し、それから導き出された教訓をもって日本政府のメキシコに対する将来的な援助計画やその効率的・効果的な実施の参考とするとともに評価結果を広く公開し説明責任を果たすものである。(3)評価対象 本評価は、2012~2018年(日本の会計年度の2012~2017年度)に実施されたJMPPのうち、環境分野の第三国研修を対象とする。(4)評価方法 日本の外務省が作成した“被援助国政府・機関等による評価ガイドライン”(2018年6月)をもとに、次の3つの観点から本評価を行った。○政策の妥当性  ○結果の有効性  ○プロセスの適切性 評価結果(1) 政策の妥当性 [2018年度被援助国政府・機関等による評価] (平成30年度政策評価書(事後評価書4-2))(当該政策・施策は非ODA事業も含む)▶国土交通省 国際協力、連携等を推進する http://www.mlit.go.jp/common/001303481.pdf (当該施策は非ODA事業を含む)▶環境省 地球環境保全に関する国際連携・協力 http://www.env.go.jp/guide/seisaku/index.html (平成30年度政策(事後)評価書)(当該評価案件は非ODA事業を含む) また、2017年から外務省が実施する無償資金協力個別案件に対して内部評価を実施しています。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/oda/page24_000056.html 国際協力機構(JICA)による評価 JICAは、技術協力、有償資金協力、無償資金協力(JICA所管分)の3つの援助スキームの個別事業の評価(協力金額の規模に応じた外部評価者による外部評価、在外事務所等による内部評価)を行うとともに、地域、課題別、援助手法など、ある一定のテーマを設定した総合・横断的な評価、根拠に基づく事業実施のためのインパクト評価、事業効果の発現過程に焦点を当てたプロセスの分析などを実施しています。 評価に際しては、「学び」の観点から、事業の更なる改善に向けた評価結果の活用の推進を念頭に置くとともに、評価の客観性や透明性の確保、評価結果の公開など、「説明責任」の確保にも取り組んでいます。▶JICAホームページ 事業評価 https://www.jica.go.jp/activities/evaluation/index.html 被援助国政府・機関等による評価 外務省では、毎年1件程度、主として、被援助国側の評価能力を向上させることを目的として、保健、交通、防災分野などの開発プログラム評価案件を被援助国の政府・機関、民間コンサルタントや評価専門家等に依頼して評価を実施しています。

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