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「きれいな水を人々へイニシアティブ」
~ヨハネスブルグ以降の進展と成果~
(概要)


平成15年3月


1.背景

 2002年9月、ヨハネスブルグにおける「持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)」で、日本と米国は、「きれいな水を人々へイニシアティブ」を発表した。このイニシアティブは、日米の「安全と繁栄のためのパートナーシップ」の一環として、国連ミレニアム開発目標やヨハネスブルグ・サミットの実施計画に貢献することを目的としたものである。

2.これまでの日米間の作業

 日米両国は、イニシアティブ発表以降、協力の対象国・地域、分野の特定等について協力を行うとともに、次のような作業を実施。

(1) 「西アフリカ水イニシアティブ」(注1)パートナー会合(於ワシントンDC)への日本側関係者の出席
(2) ガーナ、セネガルでの日米合同の現地視察
(3) 米国の開発信用制度(注2)に関するセミナーへのJBIC関係者の出席

3.協力の対象候補国・分野

 その結果、日米間で合意された協力の概要は以下のとおり。

(1) 西アフリカ
 ガーナ、マリ、ニジェール、セネガルにおける水供給と衛生での協力。米国の「西アフリカ水イニシアティブ」を中核として日本が草の根無償等を活用。また、ギニア・ウォーム(メジナ虫)撲滅についても、日本がカーター・センターと協力しつつ推進する。
(2) アジア
 フィリピン、インドネシアにおいて、水供給と衛生、沿岸地域の水管理、の分野で協力。特に島嶼部における貧困地域を対象とする。また、バングラデシュにおいて、地下水による飲料水のヒ素汚染対策で協力。
(3) 円借款と投資保証の連携
 アジア地域などを対象に、円借款と米国の開発信用制度との連携のための検討に着手する。

(注1) 西アフリカ水イニシアティブ(West Africa Water Initiative)
 USAID、ユニセフ、ワールド・ビジョンなど10の民間基金、援助国、国際NGO、大学、国際機関等により構成されたパートナーシップで、共同で4千万ドルの資金を拠出し、ガーナ、マリ、ニジェールにおいて小規模な水供給・衛生、水資源管理等への支援を検討している。
(注2) 米国の開発信用制度(Development Credit Authority)
 開発途上国において、中央政府や地方政府等が現地金融機関から資金を調達する際にUSAIDが最大50%までの債務を保証する制度。

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