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「水分野における日仏協力」について

平成15年3月17日

  1. 3月17日、古田外務省経済協力局長は、ヴィルゼール・フランス対外協力・仏語圏担当大臣と東京の日仏学院で会談し、水と衛生分野における日本フランス両国間の協力の方途について意見交換を行った。その結果、日本フランス両国政府は、今後、「水分野における日仏協力」に沿って、水と衛生分野における具体的な協力を進めていくこととした。

  2. 昨年行われた、持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)においては、ミレニアム開発目標の一つである安全な飲料水に関する目標に加え、基本的な衛生施設に関する新たな目標が採択され、これらの目標に対する国際社会の関心が高まっている。また、今月、わが国で開催されている第3回世界水フォーラムと閣僚級国際会議や今後フランスで開催されるG8エビアン・サミットおよびわが国で開催される第3回アフリカ開発会議(TICAD III)において、水と衛生分野が優先課題となっている。

  3. 今回の協力は、このような背景を踏まえ、同分野における世界全体の政府開発援助(ODA)総額の約40%を占める日本とフランスが協力を強化することにより、相乗効果を高めていくことを目指している

  4. 日本フランス両国は、この水分野における具体的な協力として、セネガル川流域の開発(特に水供給プロジェクトと能力開発)、ジブチの帯水層の塩水化対策、およびラオスの首都ビエンチャンの水不足対策等に関する協力を進めていく。また、日本フランス両国は、その他の開発途上地域に協力を拡大するために更なる協議を行うとともに、現地レベルで様々な援助関係団体と協力していく。

(参考)

  1. 基本的な衛生施設に関する新たな目標とは、2015年までに安全な飲料水と基本的な衛生施設を利用できない人々の割合を半減することである。

  2. セネガル川について、西アフリカに位置するセネガル川流域は、長さ1,800kmのセネガル川及びその主要な支流によって構成され、ギニア、マリ、モーリタニア、セネガルにまたがっている。

  3. ジブチの帯水層について、帯水層は、井戸あるいは水源に向けて水が通過する地層帯を意味している。ジブチでは、この帯水層が含有塩分のためにしばしば飲料水源として不適切となっている。

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