日露非核化協力委員会第24回総務会開催
(極東ロシアにおける退役原潜解体事業)
平成17年1月13日
- 日露非核化協力委員会は、1月13日(木)モスクワにおいて、第24回総務会を開催し、ヴィクターIII級原潜解体事業に続く新たな事業として、以下の退役原潜の解体に関する協力の実施を検討することを決定した。
(イ)ヴィクターI級原潜1隻
(ロ)ヴィクターIII級原潜3隻
(ハ)チャーリーI級原潜1隻
- この事業の実施取決めを委員会が連邦原子力局との間で締結した上で、フィージビリティ・スタディが行われ、資金の供与を決定し、実際の解体が開始される。
- 委員会の方針は、解体に関する実質的な作業を、遅くとも2005年内に開始する必要性に立脚するものである。
(参考)
- 極東ロシアにおける退役原潜解体事業は、2003年1月の小泉総理訪露の際に、プーチン大統領との間で署名された「日露行動計画」に盛り込まれており、また、2002年のカナナスキス・サミットでG8により合意された「大量破壊兵器及び物質の拡散に対するG8グローバル・パートナーシップ」の一環として位置づけられるものである。
- 日露非核化協力委員会は、ロシア退役原潜解体協力事業の第1号プロジェクトとして「ヴィクターIII級原潜解体事業」を実施し、昨年12月、事業を完了した。
- 1.の5隻の退役原潜のうちヴィクター級の原潜4隻は沿海地方ウラジオストク近郊に、また、チャーリー級の1隻はカムチャツカに、現在、係留されている。
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