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IT(情報通信技術)

日印ITサミット及び日印IT有識者協議
(概要と評価)

平成13年9月4日

1. 概要

(1)2001年9月4日、午前11時から12時20分まで日印ITサミットが、午後2時から4時まで日印IT有識者協議が開催された。

(2) 日印ITサミットでは、竹中IT担当大臣及びマハジャンIT担当大臣が、日印両国のIT政策、IT分野における日印協力の現状と課題、将来の方向性等につき話し合った。この中で、竹中IT担当大臣よりはIT分野での交流を今後拡大し、戦略的提携関係を築いていくためにも、両国間の知的交流の拡大と深化が必要である旨指摘され、また、マハジャンIT担当大臣よりは、日印はIT分野において潜在的な補完関係にあり、両国が今後これを更に具体化していくことが必要であるとして、言語、教育、印技術者の日本受入れ等の面での条件整備についての指摘がなされた。

(3) 日印IT有識者協議では、日本側からは内閣IT戦略本部の民間メンバーを始めとするIT関連の有識者9名が、インド側からはインドIT諮問委員会の民間メンバー他5名が参加し、両国のITビジネス交流の現状及び課題について率直かつ具体的な意見交換が行われた。(日印IT有識者協議参加者リスト)

(4) なお、日印IT有識者協議の冒頭、竹中IT担当大臣よりは、本協議がITを含めた日印間の知的交流の拡大への大きな一歩となる旨、また、マハジャンIT担当大臣よりは、本件協議が日印ITビジネス交流の具体的な拡大に繋がることを期待する旨の挨拶が行われた。

2.評価

(1) 2000年8月に訪印した森総理(当時)は、ヴァジパイ印首相との間で「21世紀における日印グローバル・パートナーシップ」の構築に合意し、その柱の一つとして、IT分野での日印協力を推進していくための取組である「日印IT協力推進計画」を表明した。本件日印ITサミット及び日印IT有識者協議は、同「計画」の主要な一部であり、同総理訪問のフォローアップとして重要。

(2) 日印ITサミット及び日印IT有識者協議においては、ハードウェアにおいて国際的な競争力を有する日本と、ソフトウェアにおいて世界的な競争力を有するインドは、本来競争的関係ではなく補完的な関係にあり、同分野における日印協力には大きな潜在的可能性がある点、また、これを推進していくことが両国経済の利益に適うものである点で官民にまたがる意見の一致を見た。こうした認識が、今後同分野における日印協力を更に拡大・増進していく上での基盤となることが期待される。

(3)2002年には日印国交樹立50周年を迎え、また、ヴァジパイ印首相の2001年中の訪日も予定されている。こうした時期に、ヴァジパイ首相の右腕的存在であるマハジャンIT担当大臣、及びヴァジパイ政権が最重要政策分野の一つとして掲げるIT分野における代表的有識者の訪日を得、日本側カウンターパートとの率直な意見交換の機会を持ったことは、日印関係強化に向けての機運を盛り上げて行く上でも極めて有意義

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