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白書・提言


平成11年版外交青書の刊行にあたって


 幕を閉じようとしている20世紀において、人類は2度に亘る世界大戦の惨禍と40年にも及ぶ冷戦による脅威に晒されましたが、同時に、運輸・情報通信から原子力・宇宙関連分野に至るまで科学技術の目覚ましい発達とそれに支えられた経済の飛躍的な発展を経験しました。
 現在、私達は発展の果実とも言うべき豊かさを享受していますが、日本が位置する北東アジアを含め、世界においては依然として大量破壊兵器の開発や局地的な紛争の発生といった安全保障上の懸念が存在し、また、環境破壊や国際テロ等が人類全体を脅かすに至っています。絶えず変動する国際社会において、日本の国益を実現するための外交努力はますます広範に亘りかつ複雑化しています。このような状況の中で我が国は日本の安全と繁栄の確保と密接不可分の関係にある世界の安定と繁栄の実現に向けて、国際社会において責任ある地位を占める国にふさわしい役割を果たしていく意思と能力を改めて示していく必要があると言えましょう。
 私は就任以来、「リーダーシップのある外交」を展開すべく心を砕いて参りました。これは、国際舞台において日本が様々な場面で適切なイニシアティヴをとって各国を先導すると同時に、そのような積極的な外交活動の基盤となる内政面においても我々政治家がリーダーシップをとり、国民の皆様の深いご理解と力強いご支援を得ることが重要であるとの信念を表したものです。ここに刊行します外交青書が、国際情勢と日本の外交活動に対する皆様のご理解を深めるための一助となることを切に願っております。
平成11年4月 高村外務大臣
外務大臣 高村正彦



本書の構成

 本書は、平成10年1月1日から12月31日までの国際情勢の推移及び日本が行ってきた外交活動の概要を取りまとめたものである(一部の重要事項についてはその後の動きを含む)。
 本書は2分冊に分かれており、第1分冊は、全5章及び資料集よりなる。第1章は平成10年の国際社会における主要な動きを、第2章は各分野ごとに見た国際情勢と日本外交を、第3章は主要な地域情勢を、第4章は国際交流と広報活動を、さらに、第5章は政府の外交活動を支える体制をそれぞれ記述している。
 第2分冊は、各国の基礎データ並びに各国に設置された日本大使館及び日本政府代表部等よりの報告を基に構成した各国の内政(政治、経済)、対外関係及び日本との関係並びに各国際機関等の動きを記述している。


第1部 第2部


ホームページ上では、第1部および第2部の目次と、第1部の本文(図表省略)を掲載しました。外交青書(書籍)は「政府刊行物センター」または一般書店にてお求めいただけます。


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