第2章 地域別に見た外交


(3)日本の復興支援策

 日本は、アフガニスタンをテロと麻薬の温床に逆戻りさせないとの決意の下、「平和の定着」構想に基づき、政治プロセス、治安の改善及び復興分野において支援してきている。1月のロンドン国際会議では、日本はそれまでに実施済みの約10億ドルの支援に加え、4.5億ドルの追加支援を表明し、2001年9月から2006年9月までの支援総額は約11億ドルに達した。日本が主導する元兵士の武装解除・動員解除・社会復帰(DDR)は6月末に完了したが、約6万人を対象とし、際立った成果を上げた。国際社会による「テロとの闘い」のため、日本もインド洋における海上阻止活動への支援に積極的かつ主体的に参加すべく、10月にテロ対策特措法の期限を延長した。




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