第3章 分野別に見た外交


【国連人権高等弁務官・同事務所(OHCHR)】
 国連による人権分野での技術協力等の活動は、各国の人権状況の改善努力を側面支援するものとして大きな役割を果たしている。2004年7月には、2003年8月のバグダッドの国連本部への爆弾テロ攻撃によるデ・メロ氏の死去以来空席であった国連人権高等弁務官に、アルブール・カナダ最高裁判事が就任した。また、OHCHRは上記人権条約に基づく各委員会などに対しても事務局機能を提供している。日本はOHCHRが運営する技術協力基金をはじめとする各種基金に対し、約1,830万円を拠出した。11月にはアルブール国連人権高等弁務官が訪日し、町村孝外務大臣等と、日本とOHCHRの協力拡大などにつき意見交換を行った。

 



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