第2章 地域別に見た外交


ニュージーランド
 2002年7月総選挙の勝利で成立した第二次クラーク政権(労働党、革新連合党の少数連立内閣)は、好調な経済等を背景に50%前後の高い支持率を維持していたが、2004年1月に先住民であるマオリ族に対する優遇廃止政策を表明した野党第一党の国民党の政策に、世論は好意的に反応し、その後両党の支持率は拮抗することとなった。経済面では、ニュージーランドは2001年後半以降先進国の中でも最も高い成長率を達成している国の一つであり、実質GDP成長率は2003/04年度では対前年度比で+4.4%となっている。
 日本との関係は良好であり、5月にゴフ外務貿易相が訪日し、二国間関係及び地域協力の強化について意見交換を行った。




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