第3章 分野別に見た外交 

【国際法規の法典化と解釈】
 国際法は、着実に発展し続ける動的な法体系であり、その法典化や解釈には、常に最新の動向を把握し先見性をもって戦略を立てる必要がある。日本は、様々な外交上の問題により適切に対応するため、安全保障や人道法等、様々な分野における国際法上の論点につき幅広い意見交換や検討を行い、政策立案に活かしてきている。
 また、日本は、国民の安全と繁栄にも資する国際法規範の形成に寄与すべく、国際法の漸進的発達及び法典化に積極的に参画している。現在進行中の国家責任等の法典化作業に際しても、政府は、国内外の研究者との意見交換を重ねて臨み、日本として国際法規範の形成を促進している。

 

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