【アラブ・イスラムとの対話等】
対中東外交を展開するにあたっては、中東諸国の理解と支持を得ることが重要であり、そのためにはこれら諸国との間で相互理解の基盤を構築する必要がある。9月に「日・アラブ対話フォーラム」第1回会合を東京で開催し、「中東文化交流・対話ミッション」を中東諸国に派遣したのに加え、10月には東京で「イスラム世界との文明間対話セミナー」を開催した。今後日本が中東地域に一層の関与を深めていく中、日本としては引き続き、中東諸国との相互理解の拡大・深化に向けた取組を行っていく考えである。
また、2003年は「日本におけるトルコ年」であり、各種文化行事が行われるとともに、トルコ年に合わせた12月のギュル・トルコ副首相兼外務大臣の訪日を含めた要人往来が行われた。
▼シリア宗教界の最高権威者ムフティ・キフタロー師(中央)を表敬した中東文化交流・対話ミッション(左から山内東京大学教授、2人おいて、根本日本経済団体連合会名誉会長、森本東大寺上院院主)(9月)