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(ウ)テロ対策に関するAPEC首脳声明(骨子)


 (2001年10月21日、於:上海)

 (1)平和、繁栄及び安全に対する深刻な脅威として今次テロ事件を最大限強く非難。テロリズムは自由・開放的で繁栄した経済というAPECのヴィジョンに対する直接的な挑戦。
 (2)すべてのエコノミーにとって自由・開放的な貿易及び投資を目標とするボゴール目標を達成するとのコミットメントを推進することはこれまでになく重要。
 (3)あらゆる国連決議の重要性を勘案しつつ、国際協力の強化に際して国連が主要な役割を担うべき。
 (4)国連憲章及び国際法に従って、将来のテロ行為防止・抑圧に努力。安保理決議1368及び1373の誠実且つ早急な実施を表明。反テロリズムの国際体制を強化するための全ての努力を強く支持。犯人を司法の手に委ねるための一層の協力を要請。テロ資金供与防止条約を含む全ての反テロリズム条約の早期署名及び締結を呼びかけ。
 (5)反テロリズムに関するAPECとしての協力の強化
 ●テロリストへの資金の流れを防止するための適切な金融措置
 ●航空及び船舶保安に関する国際的要件の遵守
 ●APECエネルギー安全保障イニシアティブの仕組みを通じた地域におけるエネルギー安全保障の強化
 ●電気通信、運輸、保健、エネルギーを含む重要分野の防護のための活動強化
 ●世界的な統合された電子税関ネットワークの迅速な開発
 ●電子移動記録システムの開発への協力
 ●効果的なテロ対策の実施のための能力向上、経済・技術協力の強化
 ●テロ行為による経済的影響の限定、経済的信頼の回復のための協力

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