III 年表
―国際編1982年―
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主要事項 |
1月4日 4日 6日 11日 11日 1月11日 12日 13日 13日 15日 18日 19日 20日 1月22日 25日 25日 26日 26日 30日 2月1日 2日 3日 2月4日 4日 5日 5日 6日 7日 7日 2月9日 9日 10日 16日 17日 21日 22日 2月24日 24日 25日 28日 3月2日 2日 3日 3月7日 8日 10日 10日 10日 11日 15日 16日 3月19日 19日 23日 24日 24日 3月24日 24日 27日 29日 31日 4月2日 4月3日 3日 4日 5日 6日 6日 16日 4月6日 7日 10日 13日 13日 16日 17日 19日 21日 4月27日 27日 27日 28日 28日 28日 30日 4月30日 5月2日 3日 3日 4日 5月5日 5日 5日 7日 9日 10日 10日 12日 13日 18日 5月20日 20日 20日 24日 25日 25日 26日 5月27日 28日 6月1日 2日 3日 4日 5日 6月6日 7日 9日 9日 10日 13日 13日 14日 15日 6月15日 17日 17日 18日 22日 22日 25日 25日 6月28日 28日 7月1日 5日 6日 10日 12日 12日 7月13日 15日 20日 23日 26日 28日 31日 8月4日 6日 7日 9日 12日 17日 8月19日 30日 31日 9月1日 1日 2日 6日 9月14日 14日 15日 15日 15日 16日 16日 16日 17日 17日 18日 9月20日 20日 21日 21日 22日 26日 28日 10月1日 3日 10月5日 8日 8日 9日 10日 12日 12日 13日 14日 15日 10月16日 17日 17日 18日 19日 20日 21日 21日 22日 25日 25日 25日 10月26日 27日 27日 28日 29日 29日 11月1日 2日 2日 4日 4日 14日 11月7日 9日 10日 10日 10日 12日 13日 15日 15日 16日 16日 16日 17日 11月19日 19日 19日 19日 22日 22日 23日 11月24日 25日 25日 26日 27日 28日 29日 29日 30日 12月2日 3日 12月4日 6日 7日 8日 12日 12日 13日 15日 16日 17日 17日 18日 19日 12月19日 19日 20日 20日 20日 20日 12月21日 21日 23日 23日 23日 28日 |
EC特別外相会議(ブラッセル),対ポーランド及び対ソ経済制裁措置を協議。米国の制裁措置には追随せず,戒厳令の解除要 求,ワルシャワ条約諸国の介入警告,全欧安保再検討会議でのポーランド情勢の検討などを内容とする共同コミュニケを発 表。 レーガン米大統領とシュミット西独首相会談(ワシントン)。ポーランド情勢を検討,対ソ制裁問題では,緊密に協議するこ と,ポーランドの人権問題を国連で取り上げること,ポーランドに対し,戒厳令の解除,政治犯の釈放,政府・教会・連帯 の三者協議などを要請することにつき合意,共同コミュニケ発表。 韓国政府,夜間外出禁止措置を解除(36年ぶり)。 米国,台湾について高性能の新型戦闘機の供与は必要とされない旨決定。 NATO特別外相会議(ブラッセル),「ポーランド情勢に関する宣言」を発表,ポーランドのヘルシンキ文書侵犯につき,ポー ランド及びソ連に警告。ポーランドに対し,戒厳令解除,逮捕者の釈放,当局・連帯・教会間の三者会談を要請,ソ連に対し 干渉,介入につき警告。さらにポーランドに対し,物資援助(食糧を除く),信用供与などを停止。 ガーナ臨時軍事評議会(新政権),リビアと外交関係樹立。 中国外交部スポークスマン,米国の台湾への武器売却決定に強く抗議する声明を発表。 ミッテラン仏大統領とシュミット西独首相会談(パリ)。両国のポーランド問題を巡る姿勢の相違について調整。 イタリア共産党中央委,ソ連・東欧社会主義を全面的に否定し,イタリア共産党を中核とする西欧社会主義を模索する「第 三の道」提案を圧倒的多数で採択。 日・米・加・EC間の通商三極会議,米国フロリダ州キービスケンで通商担当閣僚によって開催。 アリ=エジプト副首相とシャロン=イスラエル国防相会談(カイロ)。シナイ半島の完全返還につき合意,19日,協定調印,共 同声明発表。 対共産圏輸出統制委員会(ココム)の高級官僚レベル会合開催(~20日,パリ)。戦略的先端技術の共産圏向け輸出に関し,国 際情勢の変化に対応して,輸出規制を再検討することで合意。 国連緊急安保理において,イスラエルのゴラン高原併合を非難し,これを無効とする効果的措置を各国に要請する決議案 (ジョルダン提出),米国の拒否権発動により不成立。 全斗煥韓国大統領,国会で南北統一に関する新提案。 ソ連軍参謀本部,「平和への脅威はどこから来るか」と題する米国の軍事力増強の動きを取りまとめた報告書発表。これは, 81年秋の米国防総省の「ソ連の軍事力」発表に対抗したもの。 ソ連共産党中央委政治局員兼書記ミハイル・スースロフ氏(79歳),心臓病により死亡。 ヘイグ米国務長官とグロムイコ=ソ連外相会談(ジュネーヴ)。ヘイグ長官,START交渉については,ポーランド情勢いかんに よると会談後言明。 レーガン米大統領,上下両院合同会議で,年頭一般教書演説。経済政策に重点が置かれ,社会保障,教育補助などを長期計 画に基づき,州政府に移管する新「連邦主義」を提唱。 ムバラク=エジプト大統領,中東和平問題について意見交換のため,伊,仏,英,米及び西独の各国歴訪。 セネガルとガンビアから成る「セネガンビア連邦」発足。 ムバラク=エジプト大統領,訪米(~6日)。4日,パレスチナ人の自治交渉参加の原則宣言を米国・イスラエル・エジプト3国 でまとめ,援助年額10億ドルとすることで合意。 ブレジネフ=ソ連共産党書記長,社会主義インター軍縮諮問協議会代表団との会談で,90年までに段階的に欧州中距離核兵 器運搬手段を3分の1又はそれ以下に削減する新提案を発表。 スリナムで軍事クーデター発生。 ハインズ米上院議員(共和党),米国製品に十分市場を開放していない国々に対しては,大統領権限で輸入制限を実施できる 「相互主義」法案を上院に提出。類似法案,ロードヘッド議員(民主党)から下院に提出さる。 ゴラン高原併合問題に関する第9回国連特別総会で,非同盟56か国提案のイスラエル全面制裁決議案,賛成86,反対21(日本 を含む),棄権34で採択。 フランスの憲法評議会により違憲の判定を受けたミッテラン大統領の企業・銀行国有化法案,手直しの上,最終的に国会本 会議で可決,成立。 レーガン米大統領,83年予算教書公表。歳入6,661億ドル(前年比6-3%増),歳出7,576億ドル(同菊%増),国防費は実質前年 比10.5%増。 ワインバーガー米国防長官,83年国防報告書を公表。日本をアジア・太平洋地域における米国の前進,防衛戦略の要と位置 付け,一層の貢献を期待,対ソ関係で対決姿勢を明確に打ち出す。 コスタ・リカの大統領選挙で,国民解放党(中道左派)のルイス・アルベルト・モンへ候補当選。 ジョーンズ米統合参謀本部議長,83年度「軍事情勢報告」公表。西側先進諸国に対し,周辺の安定ばかりでなく,中東など 死活的利害地域での防衛責任分担を要請。 タス通信,「新しい軍拡の進行は是か非か」と題する論文を発表し,ジュネーヴでの米ソ中距離核戦力交渉で6項目提案を 行ったことを表明。 ダンフォース米上院議員(共和党),「1982年相互貿易及び投資法」(相互主義法案)を議会に提出。 第5回インドシナ三国外相会議開催(~17日,ヴィエンチャン)。インドシナ諸国とタイとの双方に関心ある問題につき交渉 する用意があり,その結果次第では,ヴィェトナム軍の一部をカンボディアから引き揚げる用意がある旨の声明を発表。 ムガベ=ジンバブエ首相,人民同盟のヌコモ無任所相及び同派の閣僚2名をクーデターを企図したとの理由で罷免。 EC緊急蔵相理事会開催(~22日,ブラッセル)。ベルギー・フラン,ルクセンブルグ・フランを8.5%,デンマーク・クローネ を3%それぞれ切り下げることで合意。 開発途上国の南南会議開催(~24日,ニュー・デリー)。途上国44か国参加,国連包括交渉(GN)に向けての意思統一を図った が,持てる国と持たざる国との対立が表面化し,所期の成果を挙げ得ぬままに,最終文書を採択,閉会。 ポーランド統一労働者党,戒厳令後初の中央委総会開催(~25日)。ヤルゼルスキ第一書記,国内の緊張継続と西側の対ポー ランド経済制裁により,戒厳令解除は不可能となった旨表明。 シュミット西独首相とミッテラン仏大統領会談(パリ)。米国の高金利政策を批判,米国が欧州諸国との緊密な同盟関係を維 持していくためには,幅広い協議が必要であるとの共同宣言発表。 レーガン米大統領,ワシントンの米州機構(OAS)本部での演説で,中米・カリブ海諸国に対する経済・軍事援助政策表明。 ポーランド救国軍事評議会,3月1日から戒厳令の一部緩和(旅行,夜間外出,電話連絡等)を決定。 趙紫陽中国総理,全人代・常務委で国務院(政府)の大幅機構改革案を報告。 韓国政府,全斗煥政権1周年に当たり金大中氏ら2,863人の恩赦を発表。 ミッテラン仏大統領,イスラエルを訪問(~5日)。イスラエル=国会で演説,「中東の永久的平和のため,ジョルダン川西岸 とガザ地区でのパレスチナ民族自決1権の承認が必要であり,自決権には,パレスチナ国家の樹立が含まれる」と述べ,PLO との交渉をイスラエルに勧告。 グァテマラの大統領選挙で,与党連合のゲバラ・ロドリゲス前国防相,首位となり,議会での決選投票で勝利。 マドリッドの欧州安全保障協力会議フォローアップ会議で,ポーランド問題について東西両陣営対立,11月まで休会と決定。 米上下両院でケネディ上院議員ら民主,共和両党議員約130名,米ソ両国に対し,「核兵器の凍結,削減」を求める共同決議 案を提出。 国連人権委員会,「ポーランド決議」(基本的人権の擁護,逮捕者の釈放,人権侵害の実態調査、など)を採択。 米国政府,リビアに対し,リビア油原の全面的輸入禁止,食糧,医薬品を除く物資の輸出許可制の実施,石油ガス関連輸出 の停止などの強硬措置を発表。 ミッテラン仏大統領,ワシントンを訪問(~12日)。レーガン大統領と会談,米の高金利政策,中米政策,ソ連の天然ガス・ プロジェクト問題などにつき審議。 ウスチノフ=ソ連国防相ら一行30名の軍事使節団,インドを訪問。 ブレジネフ=ソ連共産党書記長,モスクワの第17回労組大会で演説,欧州でのSS-20配備を既に一方的に凍結しており,これ を米ソ中距離核ミサイル削滅に関する条約締結まで継続し,国際情勢が悪化しない限り,82年一定数の核ミサイルを削減す るとの方針を表明。 サッチャー英国首相とシュミット西独首相会談(ロンドン)。会談後,シュミット西独首相,経済問題について「高金利,イ ンフレ,保護主義の台頭が,世界経済を30年以来最も深刻な混乱に陥れている」,また・中距離核戦力の近代化について, 「ジュネーヴの米ソ交渉が失敗すれば,核配備を進める」と言明。 OPEC臨時石油相会議開催(~20日,ウィーン)。原油基準価格を現行に据え置く(1バーレル34ドル),OPEC全体の原油生産量 を4月1日から,1日当たり1,800万バーレル削減するなどで合意,コミュニケ発表。 グァテマラで中道派青年将校団によるクーデター発生。臨時軍事評議会設置,退役軍人ルカス・モント,議長に就任,戒厳 令布告,右派のルスカ・ガルシア政権崩壊。 バングラデシュでクーデター発生。フセイン・エルシャド参謀長,全権を掌握,全土に戒厳令を布告,サッタール大統領及 び全閣僚を解任,議会解散,憲法停止。 ブレジネフ=ソ連書記長,ウズベク共和国首都タシケントで演説。日本及び中国に対し,善隣互恵原則による関係改善を呼び 掛け,特に,中国に対しては,前提条件なしで関係改善交渉に入る用意を表明。中国側はソ連の実際行動を見守る旨表明。 ブロック米通商代表,米上院財政委・国際貿易小委のダンフォース相互主義法案に関する公聴会で,個別的相互主義に反 対,包括的相互主義を支持するとの政府見解を表明。 NATO国防相会議開催(コロラド・スプリングス)。ブレジネフ=ソ連共産党書記長の労組大会での核凍結提案を拒否。 第5回ヴィエトナム共産党大会開催(~31日,ハノイ)。レ・ズアン書記長政治報告,ファム・ヴァン・ドン政治局員経済報 告。大会は,レ・ズアン書記長を再選,政治局員の若返りを図り,ホン・グエン・ザップ(副首相)ら古参局員が引退。 EC10か国首脳会議開催(~30日,ブラッセル)。政治問題,国際経済政策,大西洋関係,東西関係,アフガン問題,中東問 題,中米問題,トルコ問題などについての議長結論を発表。 レーガン米大統領,ホワイトハウスのテレビ記者会見で,ケネディ議員ら提案の反核決議案について,ソ連の核優位の立場 から,核の均衡達成が先決であり,核の均衡を維持しつつ,「戦略核兵器の劇的削減」を図るとの方針を言明し,ケネディ 反核提案に反対の立場表明。 アルゼンティン軍,フォークランド諸島を占領,同諸島駐在レックスハント英総督降伏とアルゼンティン政府発表。英政府, アルゼンティン占領軍の即時撤退を要求,アルゼンティンと国交断絶。 英政府,在英アルゼンティン資産を凍結,空母を含む機動部隊をフォークランド諸島に派遣を決定(5日,キャリントン外相 引責辞職,後任にピム枢相兼下院院内総務が就任)。 国連安保理,敵対行為の即時停止,アルゼンティン軍の即時撤退,英国・アルゼンティン両国の1外交的解決への努力を要請 する決議案502を採択。賛成10(米国,日本を含む西側諸国),反対1(パナマ),棄権4(ソ連,中国,スペイン,ポーランド)。 グロムイコ=ソ連外相がユーゴースラヴィアを公式訪問(~6日)。クライゲル連邦幹部会議長,ジュラノビッチ首相らと会談。 北朝鮮最高人民会議(第7期第1回会議),金日成国家主席及び李鐘玉首相をそれぞれ再選。 EC10か国常駐代表者会議,英国の対アルゼンティン共同制裁要請を受けて,アルゼンティンのフォークランド占領を非難, 同島からの撤退を求める声明を発表,対アルゼンティン経済制裁検討を開始。 非同盟外相特別会議開催(クウェイト)。イラン・イラク紛争の調停について協議。 ソ連タス通信,フォークランド問題について,国連の植民地解放決議に英国が違反してフォークランドの植民地支配を続けて いると非難,アルゼンティンの同島占領を支持。 北京放送,フォークランド問題について,同島の領有権はアルゼンティンにあると指摘。 ヘイグ米国務長官,フォークランド紛争調停工作を開始,7日,訪英,サッチャー首相と会談,9日,アルゼンティン訪問, ガルティエリ大統領と会談,11日,再度訪英,サッチャー首相と会談,13日一旦帰国,16日,再度アルゼンティン訪問。 EC諸国,アルゼンティンの武力行使を非難,対アルゼンティン武器,軍需品の輸出禁止,アルゼンティンからの輸入禁止など についてのコミュニケ発表。 チャウシェスク=ルーマニア大統領,中国を訪問,胡ヨウ邦党主席と会談,両国関係の緊密化を強調。 米国防総省,軍用機部品6,000万ドル相当を台湾に売却すると議会に通告。14日,中国外交部,抗議声明。 中ソ貿易交渉調印。20年ぶりに国境貿易再開。 カナダ,建国115年ぶりに自主憲法を公布。 西独与党・社会民主党大会開催。ブラント党首,自民党(党首,ゲンシャー外相)との連立継続を再確認。 イスラエル政府,シナイ半島の全面返還を正式決定。25日,返還。 新華社,中国新憲法草案を公表。主要改正点:国家主席制度の復活,中央軍事委員会の新設,人民公社を行政単位から外し, 行政権を郷,民族郷,鎮に移譲。 米州機構(OAS)緊急外相会議,フォークランド紛争の平和的解決を求める宣言及び英国・アルゼンティン即時停戦など南大西 洋の危機に関する決議案を採択。米国など4か国,決議案に棄権。 カーダル=ハンガリー党第一書記,西独を訪問,シュミット首相と会談。 英国防省,フォークランド諸島周囲200海里の海空域を現地時間30日午前8時から全面封鎖すると発表。 ポーランド救国軍事評議会,5月2日から夜間外出禁止を解除,拘禁者800名釈放,200名仮釈放など戒厳規則の大幅緩和を決 定。 米国政府,フォークランド紛争について武力衝突を避けるため,英国・アルゼンティン両国に調停案を提示(アルゼンティン 軍のフォークランド諸島撤退と英海軍の軍事活動停止,米監視軍の派遣,英国及びアルゼンティンによるフォークランド諸 島の共同管理,両国による領有権交渉,住民の意思尊重など)。 ヘイグ米国務長官,アルゼンティンに対する4項目の制裁措置を発表(武器輸出停止,武器売却決定の保留,米国の輸出入銀 行による新たな信用及び保証供与停止,商品信用協力の停止)。 第3次国連海洋法会議,条約草案,準備委員会設置決議案,先行投資保証に関する決議案など一括採択し閉会(3月8日~)。 条約草案投票結果,賛成130(日本,フランス,豪州,カナダなど西側諸国及び開発途上国の大部分),反対4(米国,イスラ エル,トルコ,ヴェネズエラ),棄権17(英国,西独,オランダ,ベルギー,イタリアなど及びソ連・東欧諸国)。 ポーランド軍政当局,夜間外出禁止令を5か月ぶりに解除。 米ホワイトハウス報道官,レーガン大統領が10月オーストリアかアイルランドでブレジネフ=ソ連共産党書記長と会談の見込 みと発表。 ポーランドのワルシャワ市内で「連帯」支持のデモ(約25,000人参加)が警察機動隊と衝突,グダニスクなど8主要都市でもデ モ発生,逮捕者多数,4日,軍政当局が夜間外出禁止令の解除を撤回。 中国第5期全人代第23回常務委員会,行政改革により副首相13人のうち2人(万里及び姚依林)を副首相として残し,その他10 人を国務委員に任命する決議を採択。 デ・クエヤル国連事務総長,フォークランド諸島を暫定的に国連管理下に置く調停案を英国及びアルゼンティン双方に提示し たが,両国はこれを拒否。 インドネシア総選挙でスハルト政権の与党「ゴルカール」が前回を上回る得票率で勝利。 ブッシュ米副大統領,中国を訪問,レーガン親書を胡ヨウ邦党主席に手交、台湾への武器売却問題について意見交換。 ハンガリー,IMFに加盟。 レーガン米大統領,イリノイ州ユーレカ大学で講演,ソ連に対し,戦略ミサイルの相互削減に関する新提案:戦略兵器削減交 渉(START)を6月末までに開始,弾道ミサイルの弾頭を現水準の畜以下に削減,ミサイルの投射重量を米国の現有重量以下に 制限することなどの内容。 OECD閣僚理事会開催(~11日,パリ)。櫻内外相と河本経企庁長官が出席,コミュニケ発表。 国連環境計画特別会議開催(~18日・ナイロビ)田本から原環境庁長官が出席。「ナイロビ宣言」,「10か年行動計画」など 採択。 ポルトガル訪問中のローマ法王ヨハネ・パウロ2世に対する襲撃事件発生,法王は無事。 ポーランドのワルシャワとクラクフで反戒厳令デモ,警官隊と衝突。 ブレジネフ=ソ連共産党書記長,モスクワのコムソモール大会で演説。レーガン米大統領のユーレカ大学での提案について, 米ソ戦略兵器削減交渉の早期開始には賛意を示しつつも,提案内容については,ソ連に対する軍事的優位をねらった一方的 なものとして拒否。 米ソ間の中距離核戦力交渉2か月ぶりに開始。 劉彰順韓国内閣,韓国財界の手形詐欺事件など一連の不祥事件の責任をとり総辞職,21日,劉首相,盧信永外相など12閣僚 留任,11閣僚更迭。 サッチャー英首相,国連による調停工作の失敗を認め,アルゼンティンとの交渉終結を声明。フォークランド諸島の奪回を機 動部隊に命令。 イラン国営放送,イラン軍は同国の重要な港湾都市フニンシャール(ホラムシャール)を20か月ぶりに奪回,イラク軍兵士約 12,000名を捕虜としたと報道。 ソ連共産党中央委総会,アンドロポフ政治局員を中央委書記に選出。 ポーランド政府,ポーランド訪問の西側諸国銀行団に対し,82年中の返還債務100億ドルのうち70億ドルの返済繰延べと利子 分30億ドルの新規融資を要請。 国連安保理,フォークランド紛争の調停,国連監視団の派遣などを事務総長に要請するアイルランドほか6か国の共同決議案 (505)を満場一致で採択。 米州機構(OAS)の米州相互援助条約(リオ条約)加盟21か国の緊急外相会議,南大西洋における英国の「侵略行為」,米国の英 国への軍事援助停止を求める措置などを検討。29日,英国のフォークランド諸島侵攻を非難する決議を採択。 ローマ法王ヨハネ・パウロ2世,英国教会のカトリック教会分離以来,450年ぶりに英国を訪問。 「軍縮と安全保障問題に関する独立委員会」(パルメ委員会),第21回国連特別総会に向けての提言として,「共通の安全保 障」と題する報告書をデ・クエヤル国連事務総長に提出。報告書は,(あ)核実験全面停止の早期実現(い)中性子爆弾の禁止(う)人工 衛星を利用した破壊兵器の禁止(え)国連の平和機能の強化などを提唱。 全斗煥韓国大統領,粛学聖国家安全企画部長の辞表を受理,後任に盧信永外相を,外相後任に李範錫大統領秘書室長を任命。 非同盟外相会議開催(ハバナ)。 第8回主要国首脳会議開催(~6日,ヴェルサイユ)。「ヴェルサイユ宣言」(通貨を含む一般経済政策,貿易,東西,エネルギ ー,南北,科学技術協力など)採択。 国連緊急安保理,イスラエルのレバノン侵攻についての日本提案の停戦決議案(508)を全会一致で採択。 4日からレバノン南部のパレスチナ・ゲリラ地区に爆撃を加えていたイスラエル軍,大規模な侵攻作戦に転じ,国連駐留軍地 区を突破して北上。 第2回国連軍縮特別総会開催(~7月10日,ニュー・ヨーク)。 レバノン侵攻中のイスラエル軍,ベイルート東方のベカー高地でシリア軍戦車部隊と,また,空中でシリア空軍機と大規模な 戦闘を開始,海上からベイルートに突入。 ミッテラン仏大統領,記者会見で中性子爆弾製造を示唆。 NATO首脳会議(ボン),東西関係,中東情勢,軍縮及びNATO内の防衛力増強問題などを討議,真の緊張緩和の推進,NATO防衛 力の強化,西側同盟の団結などを強調した「ボン宣言」及び二つの附属書「軍備管理及び軍縮」と「西側の防衛」を採択。 ハリド=サウディ・アラビア国王死去。ファハト皇太子が新国王に,また,アブドラ第二副首相兼国家警備隊司令官が新皇太 子に就任。 EC10か国緊急蔵相会議,EC4か国の通貨調整について協議した結果,フランを5.75%,リラを2.75%それぞれ切り下げ,マル ク及びギルダーをそれぞれ4.25%切り上げることで合意。 第15回ASEAN定期外相会議開催(~16日,シンガポール)。 ガルティエリ=アルゼンティン大統領,フォークランド紛争に関し停戦を宣言。コスタ・メンデス外相,アルゼンティン軍の 降伏を公式に承認。 グロムイコ=ソ連外相,国連軍縮特別総会で,ブレジネフ書記長の総会あてメッセージを代読,その中で,ブレジネフ書記長 は「ソ連は核兵器を最初に使用しないとの義務を負うことを厳粛に宣言する」と述べ,他の諸国もこれに同調するよう呼び掛 けた。 ASEAN拡大外相会議開催(~18日,シンガポール)。 ガルティエリ=アルゼンティン大統領,敗戦の責任をとり辞任。 レーガン米大統領,ソ連に対する石油,天然ガス開発資材,関連機器の輸出禁止措置を強化。 カンボディアの反越3派首脳(シハヌーク殿下,キュー・サンパン民主カンボディア首相及びソン・サン=クメール人民民族解 放戦線議長)がクアラランプールで「民主カンボディア連合政府の樹立に関する宣言」に署名。調印式にはASEAN5か国代表が 出席。 EC外相会議18日発表のレーガン米大統領の対ソ石油,天然ガス開発機器禁輸措置の強化について協議,これを拒否するとの 声明を発表。 ヘイグ米国務長官辞任,後任にシュルツ元財務長官が就任。 パレスチナ問題国連緊急総会開主催,非同盟諸国95か国提案のレバノン問題決議案を採択(米国及びイスラエルは反対)。決 議案の内容:(あ)イスラエル軍の無条件撤退(い)軍事行動の即時停止(う)イスラエルの国連決議508,509違反を 非難など。 EC首脳会議開催(~29日,ブラッセル)。中東に関する宣言(レバノン紛争でイスラエル及びパレスチナ軍の撤退,緩衝地帯に 国連監視軍の駐留,中東和平では,交渉にPLOを参加させるなどを内容とする)を発表。 米ソ間の戦略兵器削減交渉(START)開始(ジュネーヴ)。 レイナルト・ベント・ビニョーネ=アルゼンティン大統領就任。 メキシコ大統領選挙で,立憲革命党候補ミゲル・デ・ラ・マドリード氏が他の6候補を大差で抑えて当選(就任12月1日)。 第6回インドシナ外相会議開催(~7日,ホーチミン市)。ヴィエトナム軍一部のカンボディアからの撤退,タイ・カンボディ ア国境安全地帯の設置,東南アジア国際会議の開催などにつきコミュニケ発表。 第2回国連軍縮特別総会,1か月余の審議を終了,最終報告書を採択し閉会。包括的軍縮計画についての合意成らず。 シハヌーク大統領,反越3派連合政府樹立を発表。 レーガン米大統領,フォークランド紛争に伴う対アルゼンティン経済制裁措置の解除を発表。 イラン軍,南部国境地区でイラク領内に侵入開始(イラン革命防衛隊発表)。 インド大統領選挙(12日実施)の開票結果,ガンジー国民会議派ザイル・ジン前内相が,野党統一候補カンナ元最高裁判事を 大差で破り当選。25日,第7代大統領に就任。 レーガン米大統領,サウド=サウディ・アラビア外相,ハッダーム=シリア外相と会談。 英国ブライトンで開催の国際捕鯨委年次総会,商業捕鯨の実質的な全面禁止について決定。3年間の猶予期間を置き,遠洋捕 鯨については,85年秋以降,沿岸捕鯨については,86年春以降全面禁止。 国連高齢者問題世界会議開催(~8月6日,ウイーン) ガンジー=インド首相訪米。レーガン大統領と会談(29日)。 全斗煥韓国大統領,太平洋諸国首脳会談構想を提案。 イスラエル軍,西ベイルート地区に突入。 国連安保理,イスラエル軍のレバノン即時撤退決議を採択。 スパドリーニ=イタリア内閣総辞職。 国連宇宙空間の探査及び平和利用に関する第2回国際会議開催(~12日,ウイーン)。 EC,シベリアの天然ガス・パイプ・ライン機器輸出に関する米国の制裁措置強化に抗議。 米・中両国政府,米国製武器の台湾への輸出問題について共同声明。米国は台湾への武器輸出を漸減し,最終的にこの問題を 解決する旨表明。 国連パレスチナ緊急特別総会(16日~),イスラエル非難,レバノンからのイスラエル軍の即時撤退などの決議案を可決して 閉会。 アラファトPLO議長,レバノンを出国,ギリシャへ向かう。 ポーランドのグダニスク政労合意2周年に当たり,「連帯」地下組織の呼び掛けで,ワルシャワ,グダニスク,ブロッワフな ど各地で散発的な抗議デモ発生,治安部隊と衝突。 中国共産党第12回全国代表大会開催(~11日)。胡ヨウ邦主席が政治報告,経済近代化,自主外交を強調,6日党規約改正案を採 択,中央委員(210名),党中央顧問委員(172名)などを選出して閉会。 レーガン米大統領,中東和平提案(ジョルダン川西岸とガザ地区におけるパレスチナ人の完全自治,イスラエルは西岸,ガザ 地区への入植地建設を即時凍結,西岸,ガザ両地区の最終的地位はパレスチナ人の自治行政府とジョルダンとの連合が望ま しいなど)を発表。 イスラエル政府,レーガン米大統領の中東和平提案をパレスチナ国家の建設につながるとして拒否。 第12回アラブ諸国首脳会議開催(~9日,フェズ(モロッコ)。アラブ統一和平提案(フェズ提案)を採択(9日)。 レバノン第7代大統領に就任予定のバシール・ジュマイエル氏,暗殺される。 イスラエル軍,西ベイルート地区での武力衝突防止のため同地区に突入,16日までに同地区を制圧。 ブレジネフ=ソ連共産党書記長,レーガン米大統領の中東和平提案に対してアラブ首脳会議のフェズ提案寄りの中東和平6項目 提案を発表。 レーガン米政権,イスラエル軍の西ベイルートからの早急な撤退を求める声明を発表。 マルコス=フィリピン大統領,16年ぶりに訪米,米政府首脳と会談。 金日成北朝鮮主席,7年ぶりに中国を訪問。 イラン革命裁判所,ゴドブザデ元外相を反逆罪で15日銃殺した旨発表。 米国政府,イスラエルに対しベイルート侵攻を停戦合意違反として非難声明。 レバノン情勢討議の国連安保理事会,イスラエルのベイルート侵攻を非難し撤退を求める決議案を採択。 シュミット西独政権を支える社民,自民両党の内部対立で副首相ら4閣僚が辞任し,連立崩壊。 西ベイルートのパレスチナ難民キャンプで多数の難民の虐殺死体が発見。 パレスチナ難民虐殺事件に関連し,米政府はレバノン政府の要請により800名の海兵隊をベイルートへ再派遣する旨発表。 スウェーデン総選挙。野党の社会民主労働党,与党連合(中央党,自民党)を抑え6年ぶりに政権復帰。 レバノン国民議会,レバノン新大統領にアミン・ジュマイエル氏(暗殺されたバシール・ジュマイエル次期大統領の実兄)を 選出(23日就任)。 第37回国連総会開会。総会議長にイムレ・ホライ=ハンガリー外務次官を選出。 サッチャー英首相,中国訪問(~24日)。趙紫陽首相,トウ小平共産党顧問委主任と会談,香港問題につき外交交渉開始に合意。 ブレジネフ=ソ連共産党書記長,バクーで演説,国際緊張緩和のため中ソ関係の正常化を重視する旨表明。 イスラエル政府,パレスチナ難民虐殺事件の真相究明のため,司法的権限をもつ調査委員会設置を決定。 西独連邦議会,野党提出のシュミット首相不信任案を可決。キリスト教民主同盟のコール党首が新首相就任。 4日,コール内閣発足。ゲンシャー外相留任。 スペイン国防省,陸軍将校によるクーデター計画摘発を発表。 ブレジネフ=ソ連共産党書記長とチュオン・チン=ヴィエトナム国家評議会議長が会談(モスクワ)。 ポーランド国会,新労組法可決。 米国,公定歩合を0.5%引き下げ9.5%とし,12日から実施。 レーガン米大統領,ポーランドの「連帯」非合法化を非難するとともに対ポーランド関税最恵国待遇停止の制裁措置を発表。 エルナン・シーレス・スアソ氏,ボリヴィア大統領に就任(18年ぶりの民政に復帰)。 アラファトPLO議長,フセイン=ジョルダン国王とジョルダン・パレスチナ連合国家創設構想などにつき会談。「ジョルダン・ パレスチナ合同委員会」の設立で合意。 ムバラク=エジプト大統領,スーダンを訪問。ニメイリ大統領と会談,両国は10年以内に外交,安全保障,経済・社会各分野 での統合を目指す「統合憲章」に調印。 ファン・アフト=オランダ首相辞任。 中ソ対立以後中国共産党との関係が断絶していたマルシェ仏共産党書記長中国訪問,胡ヨウ邦中国共産党総書記と会談。 レーガン米大統領,対ソ穀物交渉で83会計年度は最大限2,300万トンまでの対ソ輸出を提案する旨表明。 中国,東シナ海で潜水艦発射弾道ミサイルの水中発射実験成功と発表。 ソ連文化省ポポフ文化財保存局長,ソウルで開催の世界博物館協議会アジア地域会議出席のため訪韓(ソ連政府高官の初の韓 国入り)。 ハック=パキスタン大統領,中国政府の招待で訪中(~23日)。 ジュマイエル=レバノン大統領訪米。レーガン米大統領と会談(19日,ワシントン)。米側はレバノンからの全外国軍撤退,レ バノンの経済復興,軍隊の強化に全面的協力を約す。 コール西独首相,サッチャー英首相と米欧関係などにつき初会談(ロンドン)。 ハッサン=モロッコ国王を団長とするアラブ連盟代表団訪米。 コール西独首相とミッテラン仏大統領,共同防衛問題などについて協議(~22日,ボン)。 スリ・ランカで78年大統領制移行後初の大統領選挙が行われ,与党統一国民党の現職大統領ジャヤワルダナ氏が大勝して再 選。 銭其シン・イリイチョフ中ソ両外務次官会談の第1ラウンド終了(5日~,北京)。 国連総会,民主カンボディア代表権はく奪決議案否決。 リビアのカダフィ大佐中国訪問(~29日)。 EC外相理事会開催(ルクセンブルグ)。 ポーランド国会,労働忌避法案可決。 ブレジネフ=ソ連党書記長,陸海軍幹部会議で対中正常化へ熱意を示す発言。28日新華社,ブレジネフ発言を特に対中国関係 部分は全文を論評抜きで報道。 オマーンと南イエメン,外交関係樹立に合意。15年ぶりの正常化。 スペイン総選挙で社会労働党が過半数を獲得し半世紀ぶりに左翼政権誕生確定。 英独定期首脳会議(ボン)。 サッチャー英首相,コール西独首相と西ベルリン訪問。 ハック=パキスタン大統領インド訪問。ガンジー首相と会談し,両国の政治経済文化交流促進のため「印パ合同委員会」設置 で合意。 米国中間選挙。3日開票の結果,上院では共和党が過半数を維持,下院及び知事選では民主党躍進。 金日成北朝鮮主席とリビアのカダフィ大佐,両国の軍事協力関係強化をうたった「親善及び協力に関する同盟条約」に調印 (平壌)。 オランダで中道右派政権が発足。 国連・フォークランド諸島の主権問題解決のため英国・アルゼンティン間交渉再開を決議。 英仏首脳定期協議(米国の対ソ経済制裁反対を確認)(~5日,パリ)。 ロシア革命65周年記念祝典(モスクワ)。中国大使が約20年ぶりに出席。 湾岸諸国協力理事会(GCC)第3回首脳会議開催(バハレーン)。 ブレジネフ=ソ連共産党書記長急死(75歳)。 ポーランド政府,ワレサ「連帯」議長を数日中に釈放すると発表(13日釈放)。 ブッシュ米副大統領,アフリカ諸国訪問(~21日)。 ソ連共産党中央委特別総会でブレジネフ書記長の後任にユーリー・ウラジミーロビッチ・アンドロポフ政治局員兼書記を全会 一致で選出。 第2次スパドリーニ=イタリア内閣総辞職。ペルティー二大統領が後継首班にファンファーニ上院議長を指名。 故ブレジネフ=ソ連共産党書記長の国葬,鈴木総理ら70か国余の代表が参列。アンドロポフ新書記長の積極的弔問外交が繰り 広げられ,黄華中国外相の厚遇が注目される。 コール西独首相とレーガン米大統領が会談(ワシントン)。 ソ連紙プラウダ編集長,中ソ国境兵力の削減の可能性を示唆。 グロムイコ=ソ連外相,黄華中国外相と会談(モスクワ)。 黄華中国外相,ブッシュ米副大統領,シュルツ米国務長官と会談(モスクワ)。 プレム=タイ首相訪中(~20日)。19日趙紫陽中国首相,プレム首相との会談で「中ソ関係が改善されるか否かはソ連側が実際 行動をとって中国に対する脅威を取り除くか否かにかかっている。(あ)中ソ,中国・モンゴル国境での大量のソ連軍部隊の配備 (い)アフガニスタンの軍事占領(う)ヴィエトナムのカンボディア侵略支持一これはいずれも中国にとって脅威であり,ソ連の覇権 主義の拡張主義政策の現れである」と指摘。 ソ連の軍機関紙「赤い星」社説,アンドロポフ書記長選出に熱烈に賛成すると新書記長への軍の支持を表明。 チュオン・チン=ヴィエトナム国家評議会議長,「もし中ソ関係の正常化が本当に実現されるなら,双方は対決をやめるだろ う,そしてこれは諸人民の利益となる」と表明。 中国の黄華外相と耿ヒョウ国防相が辞任,呉学謙外務次官,張愛萍解放軍副総参謀長がそれぞれ外相,国防相に昇任。 米国,中距離ミサイル「パーシングII」の発射実験に初めて成功。 ソ連共産党中央委総会開催。アンドロポフ党書記長が内外政策について演説,その中で対中関係改善に意欲表明。 レーガン米大統領,偶発戦争防止でソ連に提案。MXの密集配備方式決定を発表。 ソ連最高会議第10期第7会期開催(~24日)。アンドロポフ党書記長を最高会議幹部会員に選出。 パレスチナ難民キャンプ大量虐殺事件を究明中のイスラエル調査委員会,ベギン首相ら政府閣僚と軍首脳の計9名の責任を指 摘した報告書を公表。 ミッテラン仏大統領,エジプト訪問,ムバラク大統領と会談。 第19回アフリカ統一機構(OAU)首脳会議,チャードの代表権を巡り流会(トリポリ)。 中国第5期全国人民代表大会第5回会議開催(~12月10日)。 ミッテラン仏大統領とガンジー=インド首相が会談(ニュー・デリー)。 中国外交部スポークスマン,ヴィェトナム政府が12日発表した「ヴィエトナム領海基線についての声明」は,中国領土主権に 対する深刻な侵犯であると非難声明発表。 国連総会,外国軍のアフガニスタン撤退を要求する決議案を可決。 ポーランド政府,「連帯」幹部ら327人の釈放を発表。 レーガン米大統領,中南米諸国との関係修復を目指し,ブラジル,コロンビア,コスタ・リカ,ホンデュラスへ出発。 フセイン=ジョルダン国王を団長とするアラブ連盟マか国委員会代表団訪ソ(~4日)。5日訪中(~9日)。 国連総会,国連の平和維持能力強化への決議案採択。 中国第5期全国人民代表大会第5回会議,新憲法を採択。 ソ連のウスチノフ国防相,米国の次期戦略ミサイル(MX)配備を非難し,ソ連も新ICBM配備の対抗措置をとると警告。 米下院,83会計年度国防費のうちMX製造・配備予算9億8,800万ドルの削減を議決。 米国防総省,中東諸国と同地域の油田を守るため「統一南西アジア中央司令部」(USACC)を83年1月1日付で新設すると発表。 中国,軍事予算を5か年間にわたり据置きを含む第6次5か年計画概要を公表。 ポーランド政府,戒厳令の年内停止を発表。 国連総会,「核凍結」と「核不使用」の2決議案を可決。 米下院,ローカル・コンテント(拍動車〕国産化率義務付け)法案を可決。 タック=ヴィエトナム外相,インド訪問(~18日)。印越間経済・科学技術合同委員会の設立に関する協定調印。 PLO執行委開催(チュニス)。 ソ連,フェドルチュクKGB議長を内相に任命。 ポーランド国会,戒厳令停止に関する法案可決。 カルマル=アフガニスタン革命評議会議長,李鐘玉北朝鮮総理ら,ソ連邦結成60周年記念式典参加のため訪ソ。 米上下両院協議会は次期大陸間弾道弾MXミサイルの83年度調達費約10億ドルを全額削除で合意。 OPEC総会開催(~20日,ウイーン)。83年のOPEC全体の生産量1850万B/D以内とし国別割当量については関係国で更に検討。 米国議会,83年度暫定予算法採択。 全斗煥韓国大統領,大統領秘書室の許和平政務担当首席・許三守司法首席を更迭。後任にそれぞれ鄭順徳,鄭寛溶両氏を任 命。 趙紫陽中国首相,エジプト訪問(~24日)。この後アフリカ諸国訪問。 アンドロポフ=ソ連共産党書記長,モスクワで東欧首脳と会談(カダール=ハンガリー党第一書記,ホネッカー東独党書記長, フサーク=チェッコスロヴァキア党書記長,ジフコフ=ブルガリア党書記長)。 フセイン=ジョルダン国王,レーガン米大統領と会談(第2回会談は23日)。 アンドロポフ書記長,ソ連邦結成60周年記念集会で「米ソ双方が戦略兵器を25%以上削減し,同数の運搬手段を持つこと」, 「ソ連は英仏のミサイル保有数と同数まで長距離戦域ミサイルを削減する用意がある」など提案。 印パ外務次官会議(ニュー・デリー),印パ合同委員会設立規則に仮署名。 金大中氏,家族同伴で韓国から渡米。 ポーランド政府,戒厳令下の全拘留者の釈放決定(ただし拘留者7名については逮捕に切換え)。 イスラエル・レバノン撤兵交渉開始(第2回29日,第3回1月3日,第4回同6日)。 |