(14) イスラエル議会のゴラン高原併合法案可決に関する外務大臣談話

(1981年12月15日)

1. イスラエル議会は,14日ゴラン高原を併合する法案を可決したが,昨年7月の東ジェルサレム併合に引続き,占領地の法的地位の一方的変更を行うこのような行為は,国際法及び国連安保理決議242及び338に違反するものであり,我が国としては容認することができない。

2. 日本国政府は,このような措置が話し合いによる中東和平問題解決の雰囲気を悪化させ,域内の緊張を更に高めることを深く憂慮する。

3. この際日本国政府は,イスラエルが一日も早く,67年戦争の全占領地から撤退することを改めて強く要請する。

 目次へ