4. 経済社会理事会
わが国は,第1通常会期(4~5月),第2通常会期(7~8月)の両審議に参加した。
79年の経済社会理事会では,新・再生可能エネルギー,多国籍企業,国連機構改革,人権,社会開発などの諸問題を審議した。特に,会議日程の議題審議において,わが国などのイニシアティヴにより,各通常会期の期間を1週間短縮し,更に,下部委員会の会期を短縮することに原則的合意をみたことは,経社理合理化のための地道ではあるが建設的措置として評価できる。
また,第2通常会期の一般討論において,開発途上国を含め多くの諸国(51カ国中34カ国)がエネルギー問題に言及し,エネルギー問題に対する各国の関心が浮彫りにされたことが注目された。