-外交問題に関する記録の整理・刊行及び閲覧-
第2節 外交問題に関する記録の整理・刊行及び閲覧
1. 外務省は明治3年編輯掛を設置して以来外交記録の整理保存に努め,同記録から重要外交史料を「日本外交文書」として編さん刊行してきているが,77年度にはワシントン会議(上)、大正12年第1冊,満州事変第1巻第2冊,第3冊を刊行し,総冊数140に達した。更に「日本外交史辞典」を近く刊行する予定である。
なお,外交史料館の年間の外交記録閲覧者は2,177名に,同展示室の参観者は984名に達した。
2. また,外務省は76年以来原則として30年を経過した外交記録を,一部の例外を除き,順次公開してきているが,77年6月6日に第3回目の外交記録公開を行つた。これにより,新たに連合軍の本土進駐並びに軍政関係,ポツダム宣言受諾関係の外交記録が外交史料館において希望者の閲覧に供されることとなつた。