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 (6) ラオス和平協定調印に際しての大平外務大臣談話

 

(昭和48年2月21日)

 

今般,ラオスにおいて和平が実現したことは,ヴィエトナム停戦と相俟つて,アジアにおける平和と安定を大幅に促進するものであり,わが国としては,かかる平和への新たな潮流を心から歓迎するものであります。

多くの困難の末ようやく達成された合意を基礎として,今後関係当事者が協調して平和を確保するための一層の努力を続けることを期待するものであります。

また,カンボディアにおいても関係当事者の真摯な努力により,和平が実現されインドシナ地域から戦火が消え,平和と安定のうちにこの地域の人々が建設的な繁栄に向つて力強く新時代を切り開くことを念願してやみません。

わが国もアジアの一員として,新しいアジアの平和と安定のために積極的に貢献して行く所存であります。

 

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