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事業年度評価では、項目別評定をABCDの四段階に分けてやるが、A、B、Cなる評定をしても、改善課題等がある場合にはその旨評価委員会として提起することができ、また、評定は「A」であるが改善の余地は残っているとの評価もあり得るという理解でよいか。 |
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御指摘のとおり。 |
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計画の効果がはっきり現れたかを評価して、次の計画にそれが生きるような使われ方をしないと評価の目的は達せられないことに留意すべき。 |
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目的に照らした効果に着目することが重要。例えば、小項目でAだが中項目ではBの評定の場合、小項目の評定は良くても目的に照らした効果が上がっていない場合であり、その逆もあり得る。 |
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企業によっては、例えば、中期計画を評価する場合に、進捗状況のみならず目的に向けて如何なる効果が上がっているかを評価し、効果が上がらない場合は計画自体の修正や善し悪しを検討する場合もある。 |
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「アウトプット」と「アウトカム」という用語を使えば、業績の「アウトプット」が「アウトカム」として評価できるまで時間がかかり、すぐに「アウトカム」が出ないものもあろう。 |
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全く「アウトカム」がわからないものもあろうが、少なくとも手を付けたことによって一定の結果は発生するので注視しておくべき。 |
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「アウトプット」及び「アウトカム」の定義を整理する必要もあろうが、最終目的は「アウトカム」であり、それを計る指標として「アウトプット」の指標を作り、実態と合っていない時は指標を見直す作業が必要。さらに、評価の段階に到っても、設定した指標の数値では効果を表しきれない場合や本当の効果が表現し切れていない場合は指標を変えるべき。その際は目的に照らして改めて議論することになろう。 |
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小項目の数は全部でどの位かを確認したい。 |
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例えば、国際交流基金では100を超える数になるかも知れない。
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評価のスケジュールに関し、6月に資料をもらい9月までに評価ということだが、評価を終える頃には既に年度の半分が終了している。仕組みの関係で仕方ないかも知れないが如何に評価を反映させる考えか。 |
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御指摘のとおり時間差は生じてしまうが、業務自体は継続しているのでその中で評価結果をフィードバックしていくことを想定。
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指標の設定については、試行錯誤を要するので多少流動的に捉えている方がよいと思う。また「アウトカム」は中期目標全体の評価を次に反映させる場面で最重要となるので、その段階に向けての準備が大切である。なお、新しい中期目標・計画に反映させるタイミングを考えると、最終年度の事業年度評価を行う前に中期目標評価を実施せざるを得ない。具体的には、中期目標期間の最終年度である平成18年度の評価は平成19年度にやることになるので、平成17年度の事業年度評価と平行して一年前倒しで中期目標評価をやるということか。 |
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指標は流動的な必要もあるが頻繁に変えすぎるのも問題なので、3年半という期間で一応は設定し、最終年度には是非を改めて議論するのかと考えている。そのため最終年度には中期目標評価のための下準備をかなり入念にやる必要があると思う。また、御指摘のとおり中期目標評価のタイミングを前倒しせねば間に合わないので、最終年度には前年度の事業年度評価と中期目標評価が並行的に行われることを想定している。
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指標的なものは、独立行政法人になる前から両法人にあったものか。 |
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(国際協力機構)国際協力事業団が独立行政法人化されて初めて出てきたものである。(国際交流基金)国際交流基金にもこれまでなかったが、中期目標・計画の中にある指標については、単なる「アウトプット」のみならず、何故それが必要なのかという目的や効果も書いてあるので、それを評価していただければ効果についても導き出せるような書き方になっていると思う。
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評定基準は、なるべく定量的なものに置き換えるということに関し、基準のパーセンテージとか回数について委員会で提言できるのか。評定基準は当初から確定することはせず、状況に合わせずらすことは可能か。 |
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ある程度固めた指標を見ていただき、ご意見をいただく場が必要であると考えている。また、評定基準をがんじがらめに確定すると適切な評価にならない可能性があるので、評価の際にある程度調整頂くことはあり得るだろう。
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次回評価委員会は、6月に開催されることになるが、この評価委員会開催の前にも委員の意見を出すことは必要であろう。 |