5.日米和親条約批准書(レプリカ)
日米和親条約の第12条には調印後18ケ月以内に批准書を交換することが約されていた。そこで、1855年2月21日(安政2年1月5日)、下田の長楽寺において批准書交換が行われた。日本側の批准書には当時老中首座として幕府政治の中心にいた阿部正弘(伊勢守)等6名が署名した。
展示史料は、日米和親条約調印150周年にあたる2004年(平成16年)、日米交流150周年記念事業の一環として、アメリカ政府より寄贈された日本側批准書のレプリカ(精密複製品)。調印記念日である3月31日に行われた記念セレモニーにおいて、アーミテージ(R. Armitage)国務副長官より加藤良三駐米大使に手渡された。原本はアメリカ国立公文書館所蔵。
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