(イ) |
河井政務官は対人地雷禁止条約第一回検討会議に我が国首席代表として出席し、2009年までの5年間、アジア・中東・アフリカ地域に力点を置きつつ、(a)「平和の構築」への貢献、(b)「人間の安全保障」の視点の重視、(c)産官学民の連携及びその一環としての技術開発への取り組み、の3原則に従って、従来同様の規模で地雷対策支援を行っていくとの政策を表明した。
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(ロ) |
ケニアとの間では、11月初旬のキバキ大統領訪日のフォローアップを念頭に、キバキ大統領、ムワクウェレ外相、キトゥイ貿易産業相、トゥジュ情報相兼観光相代行、マータイ環境天然資源副大臣(2004年ノーベル平和賞受賞者)をはじめとする政府要人と相次いで会談を実施。当方よりTICADアジア・アフリカ貿易投資会議(11月1~2日、東京)へのキバキ大統領の参加に対する謝意を表明するとともに、国連・安保理改革の早期実現及び日本の安保理常任理事国入りに対する支持を要請した。
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(ハ) |
先方より、我が国の経済協力及びケニアに対する渡航情報の危険度引き下げに対する謝意、観光を含む経済・貿易投資関係の拡大に対する期待が表明された。また、我が国の常任理事国入りに対する明確な支持表明があった。
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(ニ) |
また、両国は、日・ケニア次官級政策対話を2005年にナイロビで実施することを確認し、両国間の政策調整の一層の緊密化を図っていくことに合意した。
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(ホ) |
さらに、対人地雷禁止条約第一回検討会議の機会に、ザイド・アルフセイン・ヨルダン王子(地雷除去・リハビリテーション国家委員会理事長)、チャポンダ・マラウイ外相、ムワンザ・ザンビア外相等と会談を行った。
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