(1) |
小泉総理のボアオ・フォーラムでの提案を踏まえ、長期的な観点からのシルクロード地域とアジア地域のエネルギー協力の強化につき、「ルック・イースト」を呼びかけ、各会談において好意的な反応を得た。
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(2) |
各国における会談において、先方より主に以下の点が強調された。
(イ) |
カザフスタン:石油開発の最大のポテンシャルを有するも日本の参画についてはオープンとするクールな対応。 |
(ロ) |
ウズベキスタン:省エネルギー・新エネルギー分野並びに国内経済開発での協力強化への期待大。大統領訪日の成果への期待。 |
(ハ) |
アゼルバイジャン:非エネルギー分野における日本投資拡大への期待大。そのための作業部会の設置を希望。
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(ニ) |
トルクメニスタン:アフガンルート・ガスパイプライン構想の進展を強調。 |
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(3) |
各国から、日本のODAによる国造り支援が高く評価されるとともに、今後の支援継続が要請された。
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(4) |
民間・JBIC案件についても一定の前進が見られた(カザフスタンのアティラウ精油所近代化プロジェクト、ウズベキスタンのJBIC案件)。
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(5) |
ソ連時代の多エネルギー消費型インフラの老朽化に伴い、リハビリ、省エネ化のニーズあり。また石油・天然ガス開発の進展に伴い、右収入を原資として国内経済開発の進展が期待される。これらの面で我が方にも十分なビジネスの機会があると思われる。
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