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外務本省
シルクロード・エネルギー・ミッション
(概要・成果と今後のフォローアップ)


平成14年7月23日

1.実施の概要

(1)実施時期 7月10日~21日

(2)派遣国 カザフスタン、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、トルクメニスタン

(3)参加者 合計37名
政府(外務省、経済産業省)、政府関係機関(JBIC、JICA、JETRO、石油公団)、産業界(大手商社、エネルギー関係企業)、学界の関係者が参加

(4)会談先等 各国首脳、エネルギー担当閣僚等(会談先の詳細は別添)


2.派遣国における会談等の成果

(1) 小泉総理のボアオ・フォーラムでの提案を踏まえ、長期的な観点からのシルクロード地域とアジア地域のエネルギー協力の強化につき、「ルック・イースト」を呼びかけ、各会談において好意的な反応を得た。

(2) 各国における会談において、先方より主に以下の点が強調された。

(イ) カザフスタン:石油開発の最大のポテンシャルを有するも日本の参画についてはオープンとするクールな対応。
(ロ) ウズベキスタン:省エネルギー・新エネルギー分野並びに国内経済開発での協力強化への期待大。大統領訪日の成果への期待。
(ハ) アゼルバイジャン:非エネルギー分野における日本投資拡大への期待大。そのための作業部会の設置を希望。
(ニ) トルクメニスタン:アフガンルート・ガスパイプライン構想の進展を強調。


(3) 各国から、日本のODAによる国造り支援が高く評価されるとともに、今後の支援継続が要請された。

(4) 民間・JBIC案件についても一定の前進が見られた(カザフスタンのアティラウ精油所近代化プロジェクト、ウズベキスタンのJBIC案件)。

(5) ソ連時代の多エネルギー消費型インフラの老朽化に伴い、リハビリ、省エネ化のニーズあり。また石油・天然ガス開発の進展に伴い、右収入を原資として国内経済開発の進展が期待される。これらの面で我が方にも十分なビジネスの機会があると思われる。


3.今後のフォローアップ

(1) エネルギー分野(開発及びパイプライン建設)では、政府として、「ルック・イースト」の観点から、アジアのエネルギー安全保障の強化のために、政府系金融機関や国際金融機関と連携しつつ、可能な側面支援を行っていく。

(2) エネルギー関連分野(石油化学、電力、肥料等)のみならず、非エネルギー産業、情報通信、技術移転、交通・運輸、文化交流等様々な分野における日本との協力拡大に、シルクロード外交の多角化の観点からも積極的に取り組んでいく。その際、我が方民間の取組みを慫慂し、学界の知見を積極的に活用する。

(3) 各国における国造り支援を引き続き支援し、経済協力政策協議ミッションを今年度中に派遣する(カザフスタン、アゼルバイジャン、トルクメニスタン)。

(4) シルクロード地域への産官学ネットワークでの取り組みを強化する。


目次


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