北海道洞爺湖サミットにおいては、地球温暖化対策を含めた環境間題が主要テーマの一つとなると考えられるところ、サミットの準備・運営にあたっても可能な限りの環境配慮を行うこととしており、具体的には次の諸事項を予定しております。

(1)環境ショーケース(展示・デモンストレーション)

国際メディアセンター(仮設建物)の入りロ部分(1,000㎡)や屋外を利用し、我が国の環境における取り組みの他、世界に誇る最先端の環境技術等を含めた展示・デモを、関係省庁・民間企業等の協力を得て行います。具体的には、燃料電池、ヒートポンプ、太陽光発電、炭素繊維、水処理などの最先端の技術に関する発信を行います。
また、屋外駐車場には、次世代自動車(燃料電池自動車、電気自動車等)の試乗スペースや、我が国のエネルギー・環境に関する先端技術を備えたモデルハウスを設置します。

環境ショーケース(一部)は、洞爺湖町にて一般公開されました。  (平成20年8月1日~31日)  (詳細はこちら)[PDF]pdf

環境ショーケース(詳細はこちら)[PDF]pdf

(2)カーボン・オフセット

サミットの運営に伴うCO2の排出を徹底的に削減した上で、避けられない排出分についてCO2削減プロジエクトなどを通じて相殺、CO2排出プラスマイナスゼロとします。

(3)会議全体のエコ化

関係施設の省エネ化・環境配慮につき協力要請するとともに、事務機器や文房具等の調達からゴミの分別まで、事務局として会議運営全体を通じて環境に配慮します。

(4)国際メディアセンター(仮設施設)の建設に当たっての環境配慮

建材、工法、使用機器等について可能な限り3R(Reduce,Reuse,Recycle)等環境への配慮を行うと共に、環境技術(太陽光パネル、壁面緑化、雪冷房、間伐材等)を採り入れます。
建設における環境配慮(詳細はこちら)[PDF]pdf

(5)次世代自動車によるシャトル運行

首脳会議場(ウィンザーホテル洞爺) 、国際メディア・センター(ルスツ・リゾート)、各国代表団宿舎(洞爺湖温泉)等の間において、次世代自動車(燃料電池バスなど)を活用したシャトルバスを運行します。事務局や各国代表団のための車両にもハイブリッドや電気自動車などを活用します。燃料補給については、臨時に設置する水素及びCNGの燃料補給ステーションや急速充電器を通じ実施します。また、バイオ燃料も活用する予定です。

国際メディアセンターの環境配慮