イラク復興信託基金に対する拠出について
平成16年3月5日
- わが国政府は、3月5日(金)、イラク復興信託基金に対し、平成15年度補正予算(緊急無償)より総額4億5千万ドルを拠出することを正式に決定した。内訳としては、国連管理部分に3.6億ドル、世銀管理部分に0.9億ドルを拠出する。
- 昨年10月のマドリッド会合において設立が決定されたイラク復興信託基金は、復興需要調査を行った国連および世銀により運営・管理され、イラク復興の主要な役割を果たすものである。今回の拠出は、国際協調を促進するとの観点から、わが国にふさわしい貢献額として決定されたものであり、この拠出がイラクの一日も早い復興を促進するとともに、国際社会の対イラク支援の迅速化を促すことが期待される。
- なお、わが国は、2月28日(土)、29日(日)の両日、アラブ首長国連邦のアブダビにおいて開催されたイラク復興信託基金のドナー委員会において、同委員会議長に選出されており、わが国の拠出については、イラク側、世銀および国連開発計画(UNDP)より謝意の表明がなされている。
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