イラクに対するTV番組『おしん』の提供について
平成15年10月22日
- 国際交流基金は、外務省及びエジプト国営テレビ局の協力を得て、イラク復興支援の一環として、NHKテレビ番組『おしん』(注1)をアラビア語字幕付きでイラク・メディア・ネットワーク(IMN)(注2)に対し無償提供することとした。
(注1)少女時代を中心とした96話(全編の約3分の1)
(注2)かつてイラク情報省管理下にあったイラク国営テレビ・ラジオ局の担っていたテレビ・ラジオ放送を実施している。
- 今回の支援は、未だ十分な番組放送体制が整っていないIMNに番組を提供することにより、イラク市民が精神的にも豊かな生活を送ることの一助として行うものである。
我が国の国民的人気番組であり、世界59ヶ国・地域で高い評価を得てきた同番組をイラクで放映することで、イラク市民による我が国の文化理解を促進するとともに、様々な障害を乗り越えながら激動の時代を生き抜いた一人の日本女性の生き様を示すことで、戦後復興に取り組んでいるイラク市民の励みとなることを期待する。
- 高視聴率が見込めるラマダン(断食)月(本年は10月26日前後から開始)から放映する予定。
(参考) |
『おしん』は、昭和58年から1年間放送された全297話のNHK「連続テレビ小説」。平均52.6%、最高62.9%という高視聴率を記録した。海外での放映は本件が60ヶ国・地域目。 |
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