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「アフリカにおける紛争及び難民問題担当大使」の任命について
平成15年4月7日
- 外務省は、前駐タンザニア大使の佐藤啓太郎外務省参与を4月7日（月）、「アフリカにおける紛争及び難民問題担当大使」に任命した。
- わが国は、アフリカにおける開発の基盤である「平和の定着」をアフリカへの協力における重点分野のひとつとして取り組んでいるが、今なお地域紛争が多発し、数多くの難民・避難民が発生するなど、「人間の安全保障」の観点から取り組むべき課題は大きい。
- こうした状況を踏まえ、「アフリカにおける紛争及び難民問題担当大使」は、紛争に起因する様々な脅威に直面するアフリカの人々の目線に立ち、紛争・難民問題へのより機動的、かつきめ細かな対応を図ることを目指すものであり、佐藤大使は、長年にわたるアフリカ勤務経験の中で培って来た現場重視の姿勢を活かして、アフリカの紛争・難民問題に関する幅広い情報収集、紛争関係当事者への働きかけ、難民キャンプの視察や関連国際会議への参加等を行う予定である。
（参考）昨年8月、川口順子外務大臣は紛争から復興への歩みを進めるエチオピアおよびアンゴラを訪問し、わが国として「平和の定着」に向けたアフリカ諸国の努力を支援していく考えであることを訴える等、本年9月末に第三回アフリカ開発会議（TICADIII）を主催するわが国として、こうした分野における取り組みの強化を進めている。
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