1999年11月
序 章-「アジア経済再生ミッション」と日本の役割
第一部 提言-21世紀のアジアと共生する日本を目指して
I 21世紀のアジアと日本の繁栄に向けての我が国の役割
- 通貨危機をバネに
- 運命を共有するアジア諸国
- 21世紀を見据えたパートナーシップの確立を
- ヒト・モノ・カネ・情報の動き
- 攪乱要因であった短期資本移動
-より多面的な金融チャネルの育成を
- 鍵を握る人的資源
- 協力強化に向けての継続的対話を
- 「日本を開く」ことなくしてアジアの、そして日本の繁栄はありえない
II 具体的提言
- ヒ ト
- モ ノ
- カ ネ
(1)アジア通貨安定化のための取り組み
(2)円の国際化の推進
(3)アジア債券市場の育成
(4)通貨危機再発防止のための早期警戒システムの構築
(5)企業会計の国際標準化努力
- 情 報
(1)情報ネットワークの強化
(2)ネット産業の集積支援
(3)「アジア・ジャパン・センター」による日本語・日本文化の普及
(4)アジア各国との知的交流
(5)コミュニケーション手段としての英語教育の抜本的改善
- その他.
ヒト、モノ、カネ、情報の流れを円滑にするための取り組み
(1)入管、検疫、税関等の手続の簡素化・迅速化
(2)行政サービスの向上及び苦情処理の推進
(3)事業活動や通商貿易の円滑化(海賊の取締り強化等)
第二部 「アジア経済再生ミッション」の訪問を通じて
I アジアの課題
- 回復の兆し
- 経済構造改革の推進
- 国際金融システム改革と地域協力
- 人材育成の重視
- 日本の役割への期待
II 訪問国の課題と日本の役割
- 韓 国
- ヴィエトナム
- タ イ
- マレイシア
- インドネシア
- フィリピン
(参考)シンガポール
III 我が国支援策の検証
- 支援実施先国の評価
- 今後の課題
(1) 必要な支援の継続
(2) 透明性の向上-資金の使途のモニタリング
(3) 適時適切な援助の実施とその展望
(4) 広報の強化
結 語
(附属資料)
- ミッション・メンバー・リスト
- ミッション訪問日程
- 会談者リスト
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