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省員徒然草



(第2話):「アカウアリンカ足跡博物館整備支援計画に対する草の根無償資金協力」

 5月18日にマナグア市南のマナグア湖の近くにあるアカウアリンカ足跡博物館の修復プロジェクトの完成式が行われました。アカウアリンカ博物館は、その敷地内で19世紀に発見された6,500年前の人間の足跡遺跡やニカラグア南部で発見された古代土器の保全と市民への紹介を目的として、1980年代にスウェーデンの協力で建設されたものです。
 6,500年前に火山灰によって固形化されたため、まるでたった今その上を人が歩いたような印象を与える人跡が20メートルにわたって残っています。博物館は、建設後約20年後に亜鉛鉄板の屋根が壊れて雨漏りし、外壁も老朽化して崩れたため、1998年10月より、日本の草の根無償案件として、屋根の張り替えや、外壁建築、遺跡保存用建造物の増築、発掘作業用の機材の供与などのプロジェクトを進め、総額約700万円の協力を実施しました。遺跡の保存は、ニカラグア人のアイデンティティーを高める文化的に重要な事業だけに、開所式には伊藤在ニカラグア大使やセディーニョ・マナグア市長、クレメンテ文化大臣、ロマン博物館長、最高選挙管理委員会委員長、そして付近の7校の小学生約300人が集まって大々的に行われ、地元のテレビや新聞でも大きく取り上げられました。元々現場は、マナグア湖近くの荒れ地にあったため、通学バスで小中学生が訪問見学できるようにと、博物館の再建を契機として市側のアレンジで付近の道路も整備され、間接的に地域開発にも貢献したと考えています。
 この博物館が中心となって進めている遺跡発掘作業には、日本からも1997年に国際交流基金派遣の長谷川考古学専門家が、その後1998年から菅沼青年海外協力隊員が派遣されており、発掘作業に携わっている日本人の活動を支援する上でも意義があったと思います。
アカウアリンカの足跡 セレモニーの様子


在ニカラグア日本国大使館 一等書記官 植松 聡

(1999年6月)

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