外務省員の声

ジブチ便り
(第2話)「港とともに歩むジブチの未来」

(写真)発展を遂げるジブチ港
発展を遂げるジブチ港

在ジブチ外務省連絡事務所 杉尾 透


 漁港では新鮮な魚介類が毎朝水揚げされ、生活用品の多くは、外国から港を通じて街に入ってきます。浜辺では子どもたちが水遊びに興じています。両側を海に挟まれた首都ジブチ(国名と同じです)では、汽笛や波の音、潮風の匂いで、港の存在を容易に感じることができます。ジブチの人々にとって「港」はまさに生活の一部です。

 経済の8割以上を車・機械などの中継貿易が占めるジブチでは、港湾の存在はとても重要です。ジブチは中東とアフリカの接点に位置しており、治安がよく、開放的な社会であることから、港を介して中東などから民間資本が入りつつあります。アフリカ市場が注目される中、その傾向はますます強まっています。

 ジブチ政府は、2000年から港湾の運営管理をドバイ港湾公社に委託すると共に、保税地区を設け、投資企業には優遇策を設けるなどの施策をとっています。その成果からか、近年では、モンバサ(ケニア)と並ぶ東アフリカ地域での重要な物流拠点として、存在感を急速に示しつつあります。さらに現在、整備中のドラレ港(ジブチより10km西にある港)は、そのジブチの役割を増大させるものとして、大いに期待されています。

 港を介して外国と通じているジブチの人は、おしなべて開放的で、人当たりがよく、親切です。ジブチ港の発展とともに、ジブチの人々の生活もまた発展していくことを願ってやみません。

わかる!国際情勢メールマガジン第7号<2009年11月>より転載)



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