外務省員の声

ジブチ便り
(第1話)「まるでスチーム・サウナ!? ジブチの夏は気温50℃」

(写真)最高気温51℃!(2009年6月6日午後1時)
最高気温51℃!(2009年6月6日午後1時)

在ジブチ外務省連絡事務所 杉尾 透


 ジブチの「暑さ」には驚かされます。約2か月前、私はジブチに赴任すべく、パリ発の飛行機に乗っていました。着陸まであと1時間。朝6時の時点でふと機内モニターを見上げると、まだ3,000フィート(約1km)の上空にいるのに機外温度はすでに30℃!アフリカに慣れている私もさすがに怖じ気づきました。

 ジブチの最高気温は50℃にも達し、日本では夏の残暑が一段落する9月中旬でも、ジブチでは最高気温は40℃を上回っていました。また、海に面していることもあり、湿度も最高で80%近く!まるでスチーム・サウナの中で呼吸している状態です。屋内から外に出ると眼鏡が一気に曇ることもありました。10月を過ぎ、漸く気温も湿度も日本の夏並みに落ち着きつつあり、私たちは文字通り「一息」ついています。

 こういう厳しい環境にありながら、ジブチの人は知恵と工夫でたくましく生きています。まず、政府機関、民間企業も始業は朝7時で、日差しが厳しくなる前の午後1時には仕事を終えます(民間企業の場合、夕方に営業を再開する場合もあります)。その代わり、週休日は金曜日の週一回のみです。また、一般の商店は、日中店を閉める代わりに、暑さがしのぎやすくなる夕方から夜(遅いところでは午後10時頃)まで、店を開けます。

 厳しい気候に寄り添いつつも、一定の労働生産性を確保しようというジブチ人の気質を垣間見ることができます。

わかる!国際情勢メールマガジン第6号<2009年11月>より転載)

(写真)ジブチでの一日あたりの気温の推移
ジブチでの一日あたりの気温の推移


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