報道発表

マダガスカルに対する無償資金協力(首都圏南部地区接続道路建設計画)に関する書簡の交換について

平成20年5月22日
  1. 我が国政府は、マダガスカル共和国政府に対し、「首都圏南部地区接続道路建設計画」 (le Projet de Construction d’une Bretelle dans la Zone Sud de la Capitale)の実施に資することを目的として、7億8,200万円(3カ年に亘る国庫債務負担行為。平成20年度:2億100万円、平成21年度:4億6,700万円、平成22年度:1億1,400万円)を限度額とする無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、5月22日(木)(現地時間、同日)、アンタナナリボ市において、我が方川口哲郎駐マダガスカル共和国大使と先方マルセル・ランジェヴァ外務大臣(Marcel RANJEVA, Ministre des Affaires Etrangeres de la Republique de Madagascar)との間で行われた。
  2. 本計画の概要は次の通りである。
  3. (1)本計画の内容

    • マダガスカル公共事業気象省が、同国の交通、物流の中心である首都アンタナナリボ市において、幹線道路の国道1号線と同4号線等を連結する、約3kmのバイパス道路及び橋梁を建設する計画の資金を供与する。(なお、本計画の詳細設計のための無償資金協力に係る書簡の交換は、平成19年11月14日に行われている。)

    (2)本計画の必要性

    • マダガスカルの首都アンタナナリボは、東部のトアマシナ港、北部のマジュンガ港等の主要国際貿易港との幹線道路で結ばれている。アンタナナリボ市はマダガスカルの行政、経済の中心であり、同市自体を目的とする物流が多いことに加え、同市は幹線道路の交差地点となっているため、これら主要港を通過する貨物の大半が同市の市街地を経由せざるを得ない状況になっている。このため、アンタナナリボ市街では交通渋滞が慢性化し、円滑な物流が阻害され、市内交通に支障を来している上、環境面の悪影響も大きい。
    • マダガスカル政府は、全国的な経済インフラ整備の重要地として、首都及び近郊の都市交通計画を策定し、人々と物資の円滑な移動を目的として、環状バイパス道路の整備による物流、運輸機能の強化を進めている。しかし、マダガスカル政府の財政は困難な状況にあり、道路建設等に必要な資金につき、我が国に無償資金協力を要請したものである。

    (3)本計画の効果

    • 首都の慢性的な渋滞が解消され、主要港と首都等を結ぶマダガスカル全体の物流が迅速化される。(最も渋滞の激しい南部タンジュンバント地区では、一日の交通量から現在の約2万台から約1.5万台まで減少する)。
  1. 本計画道路に近接する郊外工業団地から、東部主要港のトアマシナ港への円滑な輸送が図られ、同団地の整備促進により経済開発効果が期待される。

(参考)  マダガスカルは日本の約1.6倍の国土(約59万平方キロメートル)を有し、人口は約1,900万人、一人当たりGNI(国民所得)は約280ドルである。

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