報道発表

日タイ外相会談

平成20年5月9日

 5月9日(金曜日)、高村外務大臣は、来日中のノパドン・パッタマ・タイ外相と日タイ外相会談及び夕食会を行ったところ、概要以下のとおり。

1.冒頭発言

(1)高村大臣より、新政権の発足を歓迎するとともに、新政権と一層の友好関係構築に取り組んでいきたい。双方にとって都合の良い早期にサマック首相の訪日を期待している。昨年発効した日タイ経済連携協定の円滑な運用を通じて経済関係も促進していきたい。また、良好な投資環境の整備を引き続きお願いする旨述べた。

(2)ノパドン外相より、新政権は経済連携協定の円滑な活用の重要性を認識している。日本からの投資を歓迎しており、引き続き投資環境の整備にも積極的に取り組んでいく。日本とは引き続き緊密に協力していく旨述べた。

2.日ASEAN関係

(1)高村大臣より、タイは本年後半より、ASEAN議長国に就任するので、二国間関係のみならずメコン地域の発展や国際社会の課題にともに取り組んでいきたい旨述べた。

(2)ノパドン外相より、タイはASEAN議長国としてASEAN+1やEASの枠組みで日本と協力していきたい。また、タイは地域における人間の安全保障、食料安全保障、金融等の安定に積極的に取り組んでいく。メコン地域の開発においては日本の民間分野の役割にも期待している旨述べた。

3.ミャンマー

(1)高村大臣より、ミャンマーのサイクロン被害に際して、日本は緊急物資支援に加えて1,000万ドルの追加的な支援を発表した。また、援助要員の受け入れについてミャンマー政府に働きかけている。ミャンマーが安定し民主的な国となることは地域にとって重要である旨述べた。

(2)ノパドン大臣より、タイとしても、ミャンマーで民主主義や人権が実現するよう関与しつつ、日本とも協力していきたい旨述べた。

4.北朝鮮

 高村大臣より、アジアの平和と安定のために北朝鮮の非核化と日朝関係の進展の双方が重要である。拉致問題でもタイと協力していきたい旨述べたのに対して、ノパドン大臣は、六者協議の進展と拉致問題の解決を期待している旨述べた。

5.気候変動

(1)高村大臣より、気候変動は世界が一致して取り組むべき問題であり、実効性のある枠組み構築に向けてタイと協力していきたい旨述べた。

(2)ノパドン外相より、気候変動は人類にとって重要な課題であり、日本が京都議定書で果たしてきた役割を評価する。タイとして、エネルギーの効率化の分野で日本のタイへの貢献を期待している旨述べた。

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