報道発表

コンゴ共和国に対するユニセフ(国際連合児童基金)を通じたコミュニティ開発支援無償資金協力「ブラザビル市、プール州及びプラトー州におけるコミュニティ参加を通じた子供のための環境整備計画」に関する書簡の交換について

平成20年3月15日
  1. 我が国政府は、コンゴ共和国政府に対するユニセフを通じたコミュニティ開発支援無償資金協力「ブラザビル市、プール州及びプラトー州におけるコミュニティ参加を通じた子供のための環境整備計画(Support to Child-Friendly Environments through Community Participation in Brazzaville, Pool and Plateaux)」の実施に資することを目的として、4億3,700万円を供与額とする無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、3月15日(土曜日)(現地時間3月14日(金曜日))、ニューヨークにおいて、我が方高須幸雄国際連合代表部大使と先方ギャリー・ストール ユニセフ・公的部門資金動員部副部長(Mr. Gary Stahl, Deputy Director, Public-Sector Alliances and Resource Mobilization Office, UNICEF)との間で行われた。
  2. 本計画の概要は次のとおりである。

    (1)本計画の内容

    • ユニセフがコンゴ共和国教育・保健・社会省及び水省と連携して、ブラザビル市、プール州及びプラトー州において、小学校27校、7幼児教育センター、8保健センター及び水・衛生施設を整備し、コミュニティの啓蒙・教育活動を行うために必要な資金を供与する。

    (2)本計画の必要性

    • コンゴ共和国では、1993年から10年間続いた内戦により、インフラ等が破壊され、多くの国内避難民及び難民が発生した。内戦の影響は、教育・保健分野にも深刻な影響を与え、教育分野では、低い教育の質、劣悪な教育環境(都市部における生徒数増加による教室の過密、村落部における壊れやすい資材を使用した学校、机・椅子の不足等)、教師及び教育教材の不足(生徒8人に1冊の教科書等)等のため、小学校への低アクセス率が問題となっている。また、保健分野では、同国の高い罹患率及び死亡率の主要な原因は、感染症、寄生虫疾患、栄養失調等であり、安全な飲料水及び衛生施設(トイレ)への低アクセス率、最低必要な治療が受けられない等の問題がある。
    • このような状況を改善するため同国政府では、「万人のための教育国家計画」を策定して、2015年までに初等教育の教育環境改善を図ることを目標に定め、また、「貧困削減戦略ペーパー」において、質の確保された基礎社会サービス、特に基礎教育へのアクセス改善を目指している。
    • ユニセフは、コンゴ共和国教育・保健・社会省及び水省と連携して、ブラザビル市、プール州及びプラトー州を対象に小学校27校の改修・建設、7幼児教育センターの建設、8保健センターの改修・建設及び水・衛生施設を整備し、コミュニティの関与を強化するための啓蒙・教育活動を行うために必要な資金につき、我が国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

    (3)本計画の効果

    • 本計画の実施により、対象地域の小学校27校の6,650人の児童が整備された教育環境の中で学習することが可能となり、7幼児教育センターで3歳から5歳までの幼児500人が就学前教育を受けることが可能、8保健センターでコミュニティと子供が最低限必要な治療を受けることが可能となる。また、小学校、幼児教育センター及び保健センターに水及び衛生施設が整備される。

(参考)
 コンゴ共和国は、面積約34.2万平方キロメートル、人口約400万人(平成17年)、人口1人当たりのGNI約950米ドル(平成17年)である。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る