
コスタリカに対する一般文化無償資金協力に関する交換公文の署名
平成25年3月14日
- 本14日(現地時間13日),コスタリカ共和国の首都サンホセにおいて,我が方並木芳治駐コスタリカ大使と先方エンリケ・カスティージョ・バランテス外務・宗務大臣(Enrique Castillo Barrantes, Ministro de Relaciones Exteriores y Culto)との間で,7,200万円を限度とする一般文化無償資金協力「国営ラジオ・テレビ局放送機材整備計画(Proyecto para el Mejoramiento de Equipos de Transmisión del Sistema Nacional de Radio y Televisión)」に関する交換公文の署名が行われました。
- コスタリカは,2010年に地上デジタルテレビ放送日本方式(ISDB-T方式)の採用を決定し,2013年から試験放送を開始した後,2017年までに地上デジタル放送へ完全移行することを計画しています。コスタリカ唯一の国営放送局である国営ラジオ・テレビ局は,主導機関として,国内外において積極的に地上デジタル放送の普及活動を展開しています。しかし,同局では,資金の不足により,地上デジタル放送に対応した撮影機材や,膨大な放送データを適切に保存するための機材が不足している状況にあります。
- この協力は,地上デジタル放送用の番組撮影・保存機材を購入するための資金を供与するもので,コスタリカにおける地上デジタル放送日本方式の普及が進むことが期待されます。
(参考)
コスタリカ共和国は,面積約51,100平方キロメートル,人口約472万人(2011年,世界銀行),人口1人当たりのGNI(国民総所得)7,660米ドル(2012年,世銀)。