プレスリリース

モロ・イスラム解放戦線(MILF)和平交渉団の来日

平成25年3月11日
  1. 3月17日から23日まで、フィリピン政府とミンダナオ和平の実現に向けて交渉を行っているモロ・イスラム解放戦線(MILF:Moro Islamic Liberation Front)のモハグハ・イクバル和平交渉団長(Mr. Mohagher IQBAL, Chairman, MILF Peace Negotiating Panel)ほか和平交渉団のメンバーが、外務省の招へいにより来日します。
  2. フィリピン南部ミンダナオ島では、40年以上にわたって、フィリピン政府とイスラム反政府勢力との間で紛争が続いていますが、昨年10月、フィリピン政府とMILFとの間でミンダナオ和平に関する「枠組み合意」が署名され、2016年に新たなバンサモロ自治政府を創設することで一致するなど、最終和平達成に向けた大きな前進が見られています。
  3. 日本政府は、2006年から国際監視団(IMT)に開発専門家を派遣するとともに、元紛争地域において住民が裨益するような集中的な経済協力(J-BIRD)を実施してきました。また、2009年からは国際コンタクト・グループ(ICG)の一員として、和平交渉にオブザーバー参加しています。さらに、2011年8月には、アキノ・フィリピン大統領(Mr.Benigno S. AQUINO Ⅲ, President of the Republic of the Philippines)とムラドMILF中央委員会議長(Mr. Al Haj MURAD, Chairman of the MILF Central Committee)との非公式会談の日本における開催を仲介するなど、ミンダナオ和平に積極的な貢献を行ってきました。
  4. 今回のMILF和平交渉団の来日が、ミンダナオ和平実現に向けた一助となることが期待されます。

【参考】ミンダナオ和平問題について
(1)フィリピン政府とミンダナオを拠点とするモロ・イスラム解放戦線(MILF)との和平プロセスは,約40年にわたる武力衝突を経て,2003年の停戦合意,2004年からの国際監視団(IMT:International Monitoring Team)の活動により進展。2008年8月,懸案の土地問題の解決をめぐる国内調整に失敗して武力衝突が再燃したが,2010年2月に和平交渉が再開された。2011年8月には、アキノ大統領とムラドMILF議長とのトップ同士による会談が成田で行われたことを契機として和平交渉が進展し、2012年10月、フィリピン政府とMILFとはミンダナオ和平に関する「枠組み合意」に署名するに至り、2016年にバンサモロ自治政府を創設することで一致した。

(2)日本政府は,ミンダナオ和平がアジアの平和及び繁栄に不可欠であるとの認識の下,IMT社会経済開発部門への開発専門家派遣,元紛争地域における経済協力の集中的実施,和平交渉にオブザーバー参加して助言を行う国際コンタクト・グループ(International Contact Group:ICG)への参加等を通じ,ミンダナオ和平プロセスの進展及びミンダナオ地域の復興・開発に貢献してきている。特に,我が国支援案件の総称「J-BIRD(Japan-Bangsamoro Initiative for Reconstruction and Development)」(※Bangsamoroはミンダナオのイスラム教徒を指す。)は,ミンダナオの住民の間でも広く知られている。

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