報道発表

バングラデシュに対する円借款及び無償資金協力に関する書簡の交換

平成25年2月20日
  1. 本20日(現地時間同日),バングラデシュの首都ダッカにおいて,我が方佐渡島志郎駐バングラデシュ大使と先方ムハンマド・アブル・カラム・アザド財務省経済関係局次官(Mr. Md. Abul Kalam Azad, Secretary, Economic Relations Division, Ministry of Finance)との間で,合計706億9,300万円を限度とする円借款3案件及び7億2,800万円を限度とする無償資金協力1案件に関する書簡の交換が行われました。
  2. 円借款対象案件の概要及び供与条件
    • (1)ベラマラ・コンバインドサイクル火力発電所建設計画(414億8,000万円)
        この計画は,電力需給の逼迫するバングラデシュ西部地域において,高効率のコンバインドサイクル火力発電所(360MW級)を建設するものです。この計画の実施により,電力需給の逼迫するバングラデシュ西部地域において,電力供給量が増大し,安定的な電力供給が可能となることで,西部地域の産業競争力の強化,民生の向上が期待されます。また,高効率の発電所の導入による温室効果ガス削減効果により,バングラデシュの気候変動の緩和に貢献することが期待されます。
    • (2)ダッカ都市交通整備計画(I)(104億7,700万円)
        この計画は,バングラデシュの首都であるダッカ市内にバングラデシュ政府が最優先の整備を希望している都市高速鉄道(6号線)を建設するものです。この計画の実施により,ダッカ都市圏の輸送需要への対応,交通混雑の緩和を通じたバングラデシュ全体の経済発展,公共輸送の利用促進を通じた大気汚染の抑制および気候変動の緩和に貢献することが期待されます。
    • (3)全国送電網整備計画(187億3,600万円)
        この計画は,バングラデシュ政府が優先的に整備を必要としている送電線の中でも特に優先度の高い,バングラデシュ第2の都市であるチッタゴン等各地域の中核都市周辺に送電網を整備するものであり,産業・商業の集積地域への電力供給を担うものです。この計画の実施により,バングラデシュの電力系統の安定化,低い送電ロス率の維持,電力の安定供給が図られ,同国の経済発展に貢献することが期待されます。
    • (4)供与条件
      (ア)金  利:年0.01%
      (イ)償還期間:40年(10年の据置期間を含む。)
      (ウ)調達条件:一般アンタイド
  3. 一般プロジェクト無償資金協力の概要 地下水調査及び深層帯水層水源開発計画(7億2,800万円)
    バングラデシュには砒素を含む地層が分布しており,国内の井戸の約3割が砒素に汚染されています。この計画は,砒素に汚染されていない安全な水を確保するため礫層の掘削が可能な深井戸掘削機材等を供与すると同時に,深井戸掘削技術,地下水探査技術及び機材維持管理に関する指導を行うものです。
     この計画の実施により,対象地域の給水率が上昇し,地域住民が安全な水を飲用できるようになることで,砒素中毒者,水系感染症の患者数の減少,女性や子供の水汲みのための労力の軽減・生活環境の改善が見込まれます。

(参考)
バングラデシュは,面積約14万4千平方キロメートル,人口(国内在住)約1億4,231万人(2011年,バングラデシュ統計局)であり,人口1人当たりのGNI(国民総所得)は755米ドル(2011年,バングラデシュ財務省)

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