
岸田外務大臣とアティーヤ・カタール国行政監督庁長官との会談
平成25年2月12日
本12日午後6時から約30分間,岸田文雄外務大臣は,来日中のアブドッラー・ビン・ハマド・アル・アティーヤ・カタール国行政監督庁長官(H.E. Mr. Abdulla Bin Hamad Al-Attiyah, President of Administrative Control and Transparency Authority)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 岸田外務大臣より,カタール側の協力もあり昨2012年の日カタール外交関係樹立40周年が成功裡に終わったこと,東日本大震災に際する1億ドルの支援と400万トン以上のLNGの追加供給というカタールからの支援に改めて謝意を表するとともに,LNG等のエネルギーの安定供給の継続を要請したのに対し,アティーヤ長官より,日本とカタールの関係が過去40年来着実に強化・発展していることに満足しており,カタールのLNGの最初の顧客であり,戦略的なパートナーである日本に対し今後も安定的な供給を約束する旨述べました。
- 岸田外務大臣より,2022年のカタールでのFIFAワールドカップに向けたインフラ整備において,日本企業の高い技術が活用されることへの期待が表明され,日カタール投資協定交渉の早期開始への後押しを要請したのに対し,アティーヤ長官より,カタールはインフラ開発への日本企業の参画を歓迎する,日本企業とカタール企業との間で投資における協力関係が強化されることを希望する旨述べました。