報道発表

日仏外相電話会談

平成25年1月24日

 24日午後7時00分(日本時間)から約15分間,岸田文雄外務大臣は,フランス側からの発意で,ローラン・ファビウス外務大臣(H.E. Mr.Laurent Fabius, Minister of Foreign Affairs of the French Republic)と,マリ情勢を中心に電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1.  冒頭,ファビウス外相より,アルジェリアにおけるテロ事件の邦人犠牲者に対する弔意と日本への連帯の気持ちが表明されたのに対し,岸田大臣より,卑劣なテロ行為を断固として非難する旨述べ,またフランス人犠牲者が出たことに対して改めて弔意を表明しました。両大臣はこの問題について,両国が引き続き緊密に協力していくことで一致しました。
  2.  ファビウス外相より,マリ情勢及びマリにおける仏軍の活動について説明があったのに対し,岸田外務大臣から,最近のマリ情勢を深く憂慮し,国際社会が一致してテロと闘う必要があるとして,フランス軍がマリ国軍によるテロとの闘いを支援していることを歓迎する旨述べました。また,サヘル地域の安定を重視する我が国としても,アフリカ主導国際マリ支援ミッション(AFISMA)の一刻も早い効果的な活動開始を期待する旨述べました。
  3.  ファビウス外相より,1月29日にアジスアベバで開催されるAFISMAに関する支援会合への日本からの参加と協力を要請してきたのに対し,岸田大臣より,松山外務副大臣を派遣する予定であること,及び同会合に向けた検討状況を説明し,両外相は,同会合の成功に向け,両国が協力していくことで一致しました。
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