
日英外相電話会談
平成25年1月8日
8日午後8時45分(日本時間)から約15分間,岸田文雄外務大臣は,英国のウィリアム・ヘーグ外務大臣(Rt Hon William Hague, Secretary of State for Foreign and Commonwealth Affairs of the United Kingdom)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- ヘーグ外相から,英国が重視する日英関係を更に強化したい,特に(1)防衛・原子力安全分野,経済分野,(2)気候変動分野,(3)日EU・EPA,(4)英国が議長国のG8,での協力を促進したい旨述べました。
- これに対し,岸田外務大臣から,英国の日本重視を評価しており,様々な分野での協力を進めていきたい,また,日EU・EPAについて,ヘーグ外相のこれまでの強い支持に感謝する旨述べました。さらに,本年のG8での協力や今後のヘーグ外相の訪日を楽しみにしている旨述べました。ヘーグ外相からは,これらの言葉に対する感謝が表明されました。
- また,両大臣は,今後,戦略対話や様々な機会において,アジア太平洋情勢等のテーマについて議論していくことについて一致しました。
- さらに岸田大臣から,北朝鮮のミサイル発射は安保理決議の明白な違反であり極めて遺憾であって,安保理における英国の役割に強く期待する,また,拉致問題への理解と協力を引き続きお願いする旨述べたところ,ヘーグ外相は,北朝鮮の行為は容認できず,英国は,強い声明を発出しており,国連の場でも北朝鮮のミサイル発射問題に取り組んでいる旨述べました。