報道発表

パキスタンに対する無償資金協力「ファイサラバード下水・排水能力改善計画」に関する書簡の交換

平成24年8月13日
  1. 本13日(月曜日)(現地時間同日)、パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて、我が方大江博駐パキスタン大使と先方ジャヴェイド・イクバル経済・統計省経済担当次官(Mr. Javed Iqbal, Secretary to the Government of Pakistan, Ministry of Economic Affairs and Statistics, Economic Affairs Division)との間で、6億8,300万円を限度とする環境・気候変動対策無償資金協力「ファイサラバード下水・排水能力改善計画」(英語名The Project for Upgrading of Mechanical System for Sewerage and Drainage Service in Faisalabad)に関する書簡の交換が行われました。
  2. パキスタン第3の都市であるパンジャブ州ファイサラバード市では近年の急速な人口流入に伴い、社会経済インフラの強化が不可欠な状況です。同市はこれまで上水道施設の新設・更新を主として進めていますが、下水・排水の整備は遅れています。特に市中心部では、下水・排水設備の老朽化や土砂・廃棄物の堆積に伴う排水能力の低下により、あふれ出た下水による浸水被害が慢性化しています。また、降雨が集中する7月から9月のモンスーン期には冠水被害が頻発し、2010年の大洪水でも同市は大きな被害を受けました。今後、さらなる人口増加や上水道整備に伴い下水・排水量も大きくなることから、同市の下水・排水能力の改善が必要となっています。
  3. この計画は、下水道の清掃用機材と下水ポンプ場の機材を更新・増強することにより、同市の下水・排水能力を強化するものです。これにより同市の全人口約290万人の住民の衛生環境と社会経済活動が改善されることが期待されます。
  4. なお、この計画は、2009年12月に表明した気候変動対策に関する我が国の2012年までの途上国支援(短期支援)の一環です。パキスタンでは2010年、2011年と局地的かつ大規模な豪雨による洪水被害が発生しており、この計画の実施が気候変動に対する適応策となることが期待されます。我が国は、COP17で得られた成果を踏まえ、すべての主要国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け、パキスタンと引き続き気候変動分野で連携していきます。

(参考)
 パキスタン・イスラム共和国は、面積約79.6万平方キロメートル、人口約1億7,675万人(2011年、世銀)、人口1人当たりのGNI(国民総所得)1,120米ドル(2011年、世銀)です。

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