
東ティモール国民議会選挙への我が国からの選挙監視団の派遣
平成24年7月5日
- 我が国政府は,7月7日(土曜日)に予定されている東ティモール国民議会選挙の公正な実施を支援するため,有識者2名のほか,外務省から1名,在東ティモール大使館から3名及び国際協力機構(JICA)東ティモール事務所から1名の合計7名を我が国からの選挙監視団(団長:北原巖男前駐東ティモール大使)として派遣し,東ティモール大統領選挙における国際選挙監視活動に参加させることとしました。
- 東ティモールにとって今回の国民議会の円滑な実施は,独立10周年を迎える同国の安定・民主化にとって極めて重要であり,同国政府は,国際社会と協力し,同選挙の公正かつ円滑な実施に向けて全力を挙げて取り組んでいます。我が国は,東ティモールの国づくりを一貫して支援してきており,今回の選挙監視団の派遣はその一環です。
- 我が国は,今回の国民議会選挙が公正かつ円滑に行われることを通じて,東ティモールの安定と同国の民主化が進展し,ひいてはアジア太平洋地域の平和と安定にも寄与することを期待します。
【参考1】我が国の東ティモールへの選挙監視団派遣歴(( )内は参加した監視員の人数)
2002年4月 大統領選挙(8名)
2007年4月 大統領選挙(14名)
5月 大統領選挙決選投票(8名)
6月 国民議会選挙(14名)
2012年3月 大統領選挙(10名)
4月 大統領選挙決選投票(4名)
【参考2】東ティモール国民議会選挙
7月7日(土曜日)に投票され,即日開票される。東ティモール市民権を有する17歳以上の全東ティモール国民(有権者登録者数は64万5,624人)による全国区制の比例代表制によって実施される。
【参考3】東ティモールに対する民主的選挙支援
東ティモールにおける選挙の透明性と選挙結果に対する有権者の信頼を強化するため,我が国は同国の選挙に使用する情報処理関連機材及び車両の供与等を行う無償資金協力(供与額1億3,500万円)を実施。