報道発表

日・スリランカ外相会談

平成24年7月2日
(写真)日・スリランカ外相会談-1 (写真)日・スリランカ外相会談-2




 本2日(月曜日)午前11時20分から約30分間,玄葉光一郎外務大臣は,来日中のG.L.ピーリス・スリランカ外務大臣(Hon. Prof. G. L. Peiris, Minister of External Affairs, Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,玄葉大臣から,ピーリス外相の2年ぶりの来日を歓迎し,「世界防災閣僚会議in東北」においては,津波被害を受けたスリランカと日本双方の知見・経験を国際社会に提言したい旨述べるとともに,我が国としても伝統的友好国として引き続きスリランカの復興・平和構築を後押ししていきたい旨述べました。ピーリス外相からは,これまで日本が主要ドナーとしてスリランカの経済開発に重要な役割を果たしていることについて謝意表明がなされ,2004年の津波被害での日本の支援に対する恩返しとして,東日本大震災に際し支援隊を派遣したと述べると共に,防災会議ではスリランカの経験やノウハウを共有したいと述べました。
  2. ピーリス外務大臣より,スリランカでは,国内避難民の再定住や元タミル・イーラム解放の虎(LTTE)兵士の社会復帰等の取り組みを進めており,内戦の被害の大きかった北部地域では22%の経済成長率(全国レベルでは8.3%)が記録されているとの説明があり,平和構築の分野でも,引き続き日本とは緊密な関係を維持したい旨述べました。これに対し,玄葉大臣より,内戦終結後の国民和解へのスリランカ政府の取組を評価しつつ、「過去の教訓・和解委員会(LLRC)」の行動計画を早期に作成して具体的成果を挙げることにより国際社会の要請に応えることが重要であり,我が国もパートナーとしてスリランカが着実な取組を進められるよう協力したい旨述べました。ピーリス外務大臣より,国際社会への説明の必要性は理解しており,行動計画についても閣議に提出し近く公表する予定である旨述べました。
  3. 玄葉大臣より,本年の国交樹立60周年を実り多いものとすべく協力していきたいと述べ,シーレーン上の要衝に位置するスリランカとの海上安全保障分野での協力強化を期待している旨述べるとともに,両国の貿易関係強化を進めるためにスリランカの投資環境の一層の改善を要請し,我が国として引き続き北部のインフラ整備等の支援を行っていく旨述べました。これに対し,ピーリス外相より,海上安全保障分野での協力についてもスリランカはシーレーンの安全の確保を重視しており,経済分野についても30年に亘る内戦が終了したこともあり今後関係を強化したい旨述べました。
  4. また,両外相は今後とも国連等の国際場裡で協力していくことを確認しました。
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