報道発表

玄葉外務大臣によるトゥポウトア・ウルカララ・トンガ王国皇太子殿下への表敬

平成24年6月25日


本25日(月曜日)午後2時35分から約15分間,玄葉光一郎外務大臣は,外務省にて,来日中のトゥポウトア・ウルカララ・トンガ王国皇太子殿下(His Royal Highness Crown Prince Tupouto’a Ulukalala, the Kingdom of Tonga)へ表敬を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,玄葉大臣から,皇太子殿下の来日を心から歓迎し,本年3月に崩御されたトゥポウ5世トンガ国王陛下に哀悼の意を表明するとともに,国葬に参列した常陸宮同妃両殿下を同殿下に空港で出迎えて頂いたことに感謝する旨述べました。また,近々,皇太子殿下が結婚されることに対し祝意を表明しました。
      さらに,玄葉大臣から,日本とトンガの関係は,皇室と王室の関係を含め極めて良好であること,第6回太平洋・島サミット(PALM6)でのトンガの貢献への感謝と,再生可能エネルギーの普及をはじめ様々な分野で今後もトンガの発展に協力し,両国関係を一層強化したい旨述べました。

  2. 続いて,トゥポウトア・ウルカララ皇太子殿下から,昨年の東日本大震災における甚大な被害に対し,お見舞いと哀悼の意を表明されるとともに,日本の経済協力がトンガの国家発展と人々の生活向上に大きく貢献していることについて感謝している旨述べられました。

  3. 最後に,玄葉大臣から,今回の訪問が実り多いものとなることを期待する旨述べたのに対し,トゥポウトア・ウルカララ皇太子殿下から,今回の訪問では,日本文化をはじめ日本について学ばせて頂くとともに,皇室関係者にも会う予定であるので,この機会を通じて,皇室と王室の絆の強化にも貢献したい旨応答されました。
     
(参考)
(1)トゥポウトア・ウルカララ皇太子殿下の来日 6月22日(金曜日)から30日(土曜日)の日程で来日。外務省を始めとする政府機関等での研修を通じて日本に関する知見を深めることが主な目的。また,滞在中には, 秋篠宮同妃両殿下、常陸宮同妃両殿下及び彬子女王殿下との御接見,京都や東日本大震災の被災地(福島県いわき市)の視察を実施。

(2)東日本大震災の際のトンガの支援等 東日本大震災に際し,トンガ政府は20万プアンガ(約900万円)を義援金として寄付。また,トゥイバカノ首相から菅総理へお見舞いの書簡が届いた他,在トンガ本大使館には,故トゥポウ五世,トゥイバカノ首相が記帳のため訪問。

(3)トゥポウ5世国王陛下の崩御 トゥポウ5世は,2006年即位し,本年3月崩御(享年63歳)。本年3月に行われた同国王の葬儀には常陸宮同妃両殿下が御参列。同国王の崩御を受け,同国王の弟であるトゥポウトア・ラバカ皇太子(トゥポウトア・ウルカララ皇太子の父)がトゥポウ六世国王として即位。                                                       

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